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どんぐりの背比べです。

なぜか。

1．AFが遅い
HS10はAFが遅く、スポーツに限らず自動車や列車など、動きのあるものに対してはピントが甘くなることが多いです。

2．連写
HS10は最高で毎秒10コマの撮影が出来ますが、最高の3648×2736ピクセルで写していた場合、連写5-7コマくらいでバッファがいっぱいになってしまいカードへの書き込みが終わるまで次の撮影が出来ません。
最高の毎秒10コマで写していたら0.7秒しか撮影できず、そこから数秒のラグが発生してしまい「一瞬」を逃す可能性が高くなります。

S4000は4288×3216だと毎秒1.2コマの連写しかなく、これも難しい。
画素数を落とせばもうちょっと速く連写はできるし、HS10より連写の枚数は多くなりますが、それでも一瞬を狙うのにはちょっと向かないでしょう。

3．ズーム
HS10は手動ズームのため、倍率を変えたいときはすぐに対応することが出来ます。
S4000は電動ズームのため、倍率を変えたいと思ってもすぐに対応できないことがあります。
ここはHS10のほうが有利。

4．ラグ
両者、モニタで確認し、シャッターを押してから実際に撮影されるまでのラグがあります。
一眼でないとこのラグは大きく出やすいのが悩みです。

5．高感度
日中でかつ明るいところならともかく、室内とか夜間だと、両機種共通で感度を上げざるを得ず、ノイズがかなり乗ります。
これは小さな画像素子をもつデジカメで高感度にした際、大体共通の悩みです。



HS10やS4000に限らず、多くのコンパクトデジカメで共通する悩みも多くあります。
ただ、子供の運動会くらいなら明るいところでやるし、被写体の速度もたかが知れているので、どちらでもいけるでしょう。
そうじゃなくプロスポーツとかモータースポーツを写したいとかならどちらも役者不足。