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Q./現にauが参入したときも、ソフトバンクユーザーが減少したと噂は聞いてます

A./それは違いますね。au参入時にはauからMNP転出超過していたお客さんが減って転入超過になりましたがSoftbankのお客さんは転入超過で推移していますし純増数も増え続けています。むしろドコモが転出超過でお客さんがMNPで出て行く構図が拡大しています。

今回参入したドコモはその拡大した転出超過を減らす目的があるからです。

Googleで【MNP(携帯電話番号持ち運び)制度利用数の推移をグラフ化】で検索すればよくわかるサイトが見れます。

Q./携帯会社も会社なので、サービスしまくっては利益がでないと思いますが、ユーザーが減っては新規や乗り換えで月額安く提供では、本末転倒ではないんですか？
それとも、既存ユーザーを大切にするより、なにか裏的な事情があるんですか？

A./仕組みはこうです↓

・TCA発表による2013年8月までの各キャリア契約者数
ドコモ ：61,838,800
au ：38,812,500
Softbank：33,794,800
総数 ：134,446,100

・Wikipediaでの日本の人口
128,057,352人(2010年10月1日時点)

以上からわかる通り既に日本の総人口よりも携帯電話の契約者数は多いので完全な飽和状態。
次に各携帯事業者が考えるのはMNP制度を多用することで

他社：MNPで-1顧客が減る
自社：MNPで+1顧客が増える

効果：契約者2人分

売上と利益が見込めます。仮に長期契約者に対して値引き,ポイント増加,その他施策しても現状維持 or 利益圧縮に繋がるので必然的に各事業者はMNPの特典を増やすわけです。またそのMNP特典の資金源は長期契約者から得た利益を割り振るだけなので,質問者様がどんなに同一事業者に忠誠を尽くしても損するだけです。

ちなみにドコモを例にすると昨年MNP転出超過した数は約131万回線,契約者数は先述の通り約6,180万回線,つまり全体の約2.1%しか動いておりません。不動の契約者が約6,000万回線いて値引きしたりすれば単純に収益が減ることになり,株価下落し,株主総会で叩かれます。よってこのようにお客がほとんど動かいない現状では事業者はわざわざ長期ユーザーを厚遇しません。

ですので質問者様が得するには2年毎にMNPし続けて,厚遇と新しいスマホを入手し続ければお得になります。特に都心部では三大キャリアの通信の差なんてほとんどなく,むしろ顧客数が圧倒しているドコモの方がトラフィックで通信速度が落ちやすい現状にあると思いますよ。

参考にしてください。