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自分は、ProTools LE（DAWソフト）＋M-BOX2（オーディオインターフェイス）を使ってDTMを齧っています。
サウンドカードについては、DTMの作業自体には全く使っていません（使い途がわからない）のでオンボのままですが、「サウンドボードは必須！！」というご意見が多数あることに「えっ、マジで？」と戸惑っております。

そんな人（かなり残念な部類の人かもしれませんが）の経験で書き進めますが、DAWソフトを利用するものと勝手に解釈していますので予めご了承ください。


いちばん重視したいのは、やはり「CPUの処理能力」です。
どういったDAWソフトでどのような楽曲を制作されるのかわかりませんが、初めの頃は、エフェクトにしろ音源にしろ、おそらくプラグインソフトを多用されると思います。
そして、CPUがしょぼいと、プラグインの多重挿しにPCが追いつかなくなり、すぐにエラーを起こします。
CPUの性能は「シングルよりデュアル、デュアルよりクァッド」と思いこんでいますが、さすがにQ8400は「今更」だと思います。
いいCPUであればあるほど高価なので、コストパフォーマンス的にはi7-860あたりが妥当かと思っています（なお、Q8400（LGA775）が搭載できるマザボにi7-860（LGA1156）は搭載できないのでご注意ください）。

メモリーは、色々なことをやらせた場合のパフォーマンスに影響します。
容量（2GB×２）はいいとして、DDR2という規格も「今更」かと思います。
これも高価に越したことはないですが、DDR3のPC10600（1333MHｚ）、PC12800（1600MHｚ）くらいが妥当でしょうか（これもマザボの対応は要チェックです）。

HDDは、ファイルの書き出し・読み込みのパフォーマンスに影響します。
回転数は問題ないですが、１台でDTMとそれ以外のことをやらせるよりは、２台用意して別々に分けるほうがPCへのダメージも少ないです。
SSDなら、なおよし、なのかもしれませんが・・・、高い・・・。

グラフィックボード（GPU）の善し悪しは、音を扱うDTMとは無縁と思われがちですが、画面の表示に結構パワーを持って行かれます。
24インチというモニターの大きさも考慮しますと、同じGeForceでしたら、せめて250↑は欲しいところです。

電力は、音質に影響しますので、電量の安定も含め大きいほうがいいと思っています（基になる家の電気事情が悪ければ大した意味はないでしょうけれど）。
600Wという表示が通常時か最大時かわかりませんが、最大時の表示でしたら700W↑くらいあると安心できます。

OSは、Windows７を使ったことがない（ソフトとの互換性の関係）ので何とも言えませんが、Home premiumの64bitで十分な気がします。


上記内容で揃えようとしますと、どうしても高価（フェイスのBTOでカスタマイズした場合、24インチモニター・office2010・OS込みで17～18万くらい）になってしまいますが、Macを購入してDTMを始めることを考えると、格段に安くて性能がいい部類だと思います。
それでも安く抑えたいということでしたら、とりあえずCPU周りだけはしっかりと押さえれば、他のパーツのランクを落としたとしても大きな失敗はないと思います。

自作するならもっと安くできますよぉ（独り言）。