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なにも、ホンダのモータースポーツはF1だけではありません。そしてアメリカでは、F1よりもインディ500などのインディーカー・シリーズの方が人気があります。ホンダはそこでも成果を上げ、現在はホンダエンジンの車しか走っていないくらいです。そのため、アメリカ人にとっては、ホンダのモータースポーツにおける「パワフル」な印象は、かなり強いと言えます。
市販車でも、スポコンブームの牽引者としてとして認知が高いです。大型・大排気量の車なら、アメリカ車にいくらでも対抗馬がいますが、小型車はスポーティーカーでも日本車の評価が高く、ホンダのアコード・シビック・インテグラ・S2000、あるいは古いところでCR-Xなどは人気があります。

またホンダはアメリカで、古くから環境対策に熱心に取り組んできたメーカーとしても有名です。
とくにかつて(もう40年近く前)、ビッグ3に先駆けマスキー法に最初に対応したことなどは、今でも語りぐさになっています。結局、ビッグ3は期限までに基準を達成する目処が立たず、マスキー法はうやむやのうちに無かったことにされたというオチですから、技術的にはホンダの完勝です。

さらに日本メーカーのうち、アメリカでの現地生産を始めたのもホンダが最初であることなどから、「親アメリカ的企業」という認識も強いと思われます。