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ある時(具体的にはインテグラをやめシビック４ｄｒでタイプRとか名乗りだした時期)から
ホンダは｢スポーツ｣を名乗る資格はありません。あまつさえ、最も売れる車(オデッセイ)
のイメージを髣髴とさせるデザインを全車種に応用する事で、ホンダはこうです！
って言ってますが、正直、何となく全部オデッセイにすることで、極端に売れない車種を
なくしていこうという、ネガティブかつ超保守的な事で、魅力がどんどん失われていることに
全く気づいてない首脳陣の考えがつまり、｢大衆路線｣なだけです。

＞外国のプレミアムメーカーは高額車で多大な利益を上げ、他社の株式を大量に保有する
これは、ポルシェによるVW株の大量買収のことですね。まぁ、VW自体もピエヒ会長
(ポルシェ一族)の会社ですから、順当といえば順当です。単に販売台数が、不況下でも
伸びている程度のフェラーリとは違いますね。
ポルシェがVW買収にいたる体力をつける過程には、大きなキーワードがあります。それは、
会社の規模の小ささと、世界一「高収益な車」を生産し続けているという、ポルシェ
そのものの体質が揚げられます。ポルシェは90年代の壊滅的な状況から、ローエンドの
プレミアムスポーツ（ボクスター）の開発により、驚異的な復活を遂げましたが、会社
そのものの規模はそんなに拡大はしていません。更にボクスターにせよ、イイモノでは
あるものの原価率からするならば、それは物凄く高収益な車であったことがいえます。
それは一重に、９１１だったり、歴代のポルシェのレース活動といった、ネームバリューに
裏づけされたもので、カイエン、またパナメーラにも、継承されていくものでしょう。

こうして高収益に裏づけされ、規模も大きくないポルシェにとって、収益をそのまま、
投資・買収に回せるのも納得できます。

ホンダは全然違いますね。F-1もやめ、フェラーリをも驚愕させたNSXを失い、
「なにやらだっさいミニバンばっかり」作ってる、島国のメーカーに成り下がって
しまいました。今言われている｢キャンセルされたNSX｣は別にアソコまでの、
スペックじゃなくても、仮に2000万というプライスを掲げても売れたでしょう。
(私はちっとも思いませんが)今までのホンダの活動、実績を知っていてくれる
人にしたら、｢テキトーなモンでもホンダのNSXだから｣って言うだけで売れたん
じゃないか？と思います。

ホンダの首脳は変に糞真面目なので、そういうのが一切無く｢世間がエコだから｣
で、F-1を始め全てのスポーツ活動をキャンセルし、過去の栄光まで捨てて
しまった大馬鹿者ですからね。ただ、こんなことしてたら、まず昔のホンダファンは
離れていくし、冷静になれば「しょうもない」車しかないホンダに、消費者も
うんざりし、その危惧どおりホンダは過去のものになってしまうでしょうね。

別に何でもいいから、収益のいい2000万のNSXを出しときゃよかったのに？
まがい物だろうが、｢スポーツカー｣なんだからスポーツのホンダは死んでいないって
言う事をアピールできたのに？全体のことは感知せずとも、そうすればNSX
単体での収益はいいはずなのに？
要は、収益だということにも気づかないホンダは、イメージ戦略の下手な、
東端の島国メーカーって事ですね。