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まずはご購入おめでとうございます。
Ａクラスは別格扱いなのか？心無い悪戯などは少ないので（世の中は高額な車両＝ベンツらしい）その点では安心？ですが
車自体はある程度の定期的なメンテナンスや輸入車独特の取り扱い方をするか、しないか、で寿命が大きく違いますのでご注意下さい。Ａ１６０ということは初代Ｗ１６８だと思いますが、ネットで検索して頂ければＡＴに関して不具合事例の報告が多いのに気付かれるとは思います。高額な修理費用が必要だと・・・整備費用が高くつく・・・などなど・・・。
中古車ですので前のオーナーがどのような取り扱い方をしていたのか？どの程度まで（常識の範囲内で）メンテナンス（消耗部品等の定期交換を含めて）していたのか？で大きく違うと思いますが、この車両特有のウィークポイントを知って、それに対応した使い方をすれば通勤・通学に使うのは、ごく普通に使うのも問題はありません。故障箇所もごく一部に日本特有の交通事情に合わないのか？不具合が出やすい程度で上級（？）なベンツと比較して複雑で高価な構造・部品を多用している訳では無いので（輸入車であり、部品類も基本的には輸入となり、その分だけ少し高額にはなりますが）維持費・整備費用も心配は少ないと思います。し国内での販売台数が多い分は中古部品等も多いので安く済まそうと思えば可能です。
具体的な注意点としては・・・
①冷間時には最低限の暖機運転をする。ファーストアイドル回転が落ち着くまで、程度で十分ですが（約３０秒～１分程度？）
エンジンがある程度暖まっている時には不要ですが。走り出しの時（エンジン及び車体各部が冷えている時のみ）にはアクセルを抑え気味に、ＡＴＦを早めに規定温度に上げようと１速で引っ張り気味になりますが無理をしないで。ＡＴが冷えている時に急にパワーを掛けると無用なトラブルの要因となります。
②ＡＴのシフト操作は、特にＰ⇔Ｎ⇔Ｄ⇔Ｒの操作は車両が完全に停止（０ｋｍ/ｈ）してから操作する。シフト操作後にパワーがクラッチを伝わり確実にギヤに伝達された軽いショックを感じてからアクセルを踏むぐらいの余裕で。特に駐車時などのＤ⇔Ｒ操作では慎重に。この時の乱暴な操作（完全停止前にシフト操作しパワーを掛ける）でＡＴに負担が掛かります。
③ＭＴ風にティップシフトでギヤを任意にチェンジ出来ますが、時に減速時のエンジンブレーキとしてのシフトダウンはＡＴに過度な負担となりますので控えて。（下り坂でのエンジンブレーキとしてのシフトダウンなどは別）国産のＡＴよりも明確に減速時には自動でＡＴ側がシフトダウンしますので基本的にはＤのままで。ＡＴ修理に比べたらブレーキパットやローター交換の方が遥に割安です。
④信号などでの停止時にはＤのままで。国産車よりもＤのままでは振動が多いのでついついＮに入れたくなるとは思いますが、Ｎにするとトルコン内部のＡＴＦ温度か上がりＡＴＦの寿命が短くなりますし、ＡＴ本体の寿命にも影響します。工事による長時間の停止など以外はＤのままで。
ＡＴに関しては①～④を意識して（慣れればまったく問題の無い範疇です）使い方を守ればＡＴは無故障で１０万ｋｍ以上は持ちます。「壊れる」確率よりも「壊してしまう」方が多いです。
その他には
⑤すえ切りはしない（基本的に輸入車はどれも同じ？）
⑥ガソリンは指定のハイオクで。ＡクラスはＤＯＨＣでもターボでもありませんが、高い熱効率による低排出ガスと低燃費目的で圧縮比が１１と高いのでハイオクが（日本では）前提となります。レギュラーを入れても走りますが・・・ノッキング回避の為にパワーダウンしますし、出力が落ちた分はアクセルを余計に踏むので熱効率低下と同時に燃費も落ちます。のでハイオクとレギュラーの価格差は無くなります。
⑦基本的に水温・油温共に国産車よりも高めでの運用を前提にした思想・設計ですので、エンジンオイルは高温側の粘度指定を厳守。０Ｗ－４０、５Ｗ－４０または１０Ｗ－４０など。冷却水も頻繁な交換は不要ですが指定の交換時期・距離を守って。

その程度ですかね。基本的には（２０００年以前の）輸入車に共通する程度の扱い方、メンテナンスと同様です。新車から１０年以上Ａ１６０に乗り続けていますがＡＴ故障も重大な故障も部品交換も無く、まだまだ快調に走っています。Ａクラスに関しては色々と質問に答えているので、他の回答もご参考までに見て下さい。