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長距離走る事がないなら軽自動車でも十分ではないでしょうか。税金は安いし駐車場は選ばないし使い勝手も良いです。

普通車ですと税金は軽に比べて高いですがエンジンに余裕がある分坂道や高速も楽で燃費も経済的、そして故障も少なく耐久性も良い、そういう面では一押しです。予算に余裕があるようなのでオプションも付け放題。但し街中であまりに数多く走りすぎているのを良しと見るか悪しと見るか…。

輸入車ですと「可愛い車」となれば必然的に欧州車ですが、使い方次第では「可愛くない車」になりがちです。狭い場所で気を使う重たいドア(その分広い場所では開口部が広く乗りやすい)や頭上はるか高くまで上がるリアゲート(その分背の高い人は使いやすい)、内張りのはがれや雨漏りなど多雨多湿に耐えられない内装(最近では少ないらしいが)など多少の異文化理解が必要です。
国別に見ればドイツ車はアウトバーンでの高速走行や安全性を考慮してフレームがガッシリしていていくらアクセル踏んでも不安な挙動を出さず急な渋滞や飛出しにも即座に確実に止まれるブレーキがもれなく付いてます。これだけは国産特に軽自動車に対し大きなアドバンテージになっています。
フランス車はネコ足と呼ばれるバネの効く足回りが特徴です。ちょうど塀から飛び降りるネコのように軋まずバタつかずです。城下の石畳や畑の畦道でワインを運んで培ってきた文化の賜物ですね。あと小さな車に背の高い人が乗っても窮屈さを感じないようにキャンバストップやグラスルーフが付いてるのも特徴と言えます。
具体的車種ではAクラスは見た目の割りに小回りが利かず要注意です。お勧めはプジョー206cielo。狭くてチャチな車内を天井一面のグラスールーフが引き立てます。末期モデルゆえに故障も少ないでしょう。とはいえ残る一抹の不安…。

車は高額でリスキーな買い物だからこそこういったことを考えて選んでみるのも面白いと思います。