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正直言って、Ｔ９ではＢ１はおろかＢ２でも大変に厳しいです。Ｔ９の最大記録画素数は６Ｍ（＝2816ピクセル×2112ピクセル）です。デジタル画像は正方形のピクセルがいくつも集まったものです。想像してみて下さい。Ｂ２サイズというのは72.8cm×51.5cmもあります。これを、たった2816×2112ピクセルで印刷するとなると、正方形のピクセルのギザギザが目立つ結果になってしまいます（特に斜めの線の描写などにギザギザが目立ちます）。言葉で説明してもイメージが湧きにくいと思いますので、下記のページを参照してください。→http://www.lizardtech.co.jp/products/gf/intro-07.htmlリンク先の一番左上のようなギザギザな印刷結果になってしまいます。さて、この状態を緩和する方法は一応あります。フォトショップなどでピクセル数を水増しして、ギザギザが出ないようにするのです。ピクセルを水増しすることを「ピクセル補間」と言います。ピクセル補間には色々な方法がありますが、３次補間法である「バイキュービック法」がフォトショップの中では一番、高度な演算により補間しますので精度が高いです。Ｔ９の2816×2112ピクセル（＝600万画素）の画像をフォトショップで、縦横それぞれ２倍にピクセル補間したとします。すると5632ピクセル×4224ピクセルの画像となり、約2400万画素の画像になります。出来上がった2400万画素(5632×4224)の画像でＢ２印刷をしてみましょう。難しい計算は省略しますが、印刷解像度は約200dpiになります。200dpiというのは１インチ(2.54cm)に縦横それぞれ200ピクセル（＝４万ピクセル）が印刷されている状態です。これだとピクセルのギザギザは目立ちません。（一応、人間の目で見て150dpi以上あれば、ギザギザは目立たないとされています）以上のようにフォトショップのピクセル補間機能でギザギザを目立たなくすることは出来ますが、そのぶんボヤけた画像になりますので、600万画素のコンパクトデジカメでＢ２印刷は、かなり難しいというのが現実です。