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音質はファイル形式だけでなく使用エンコーダでも差が出ます。音質に定評のある「LAMEの」MP3、「iTunesの」AACと比べてATRACがいいとは思いませんが、「SonicStageの」MP3、AACと比べるなら勝っている可能性はありますね。そうでないとSONYはメンツ丸つぶれですし。しかし、ATRAC系はSONY独自の形式であり、SONY以外の機器・ソフトでは殆ど利用できません。その点をよくお考え下さい。また非可逆圧縮において一般的に128kbps前後というのは「CDと比べてさほど劣化が気にならないギリギリの線」です。感じ方には個人差があるので、ご自身で聞き比べて判断していただくしかありませんが、ビットレートを更に下げるのはお勧めしかねます。DSEEというのはyamada_goro76さんが仰るとおりで、音質が元に戻るわけではなく、擬似的な高音を加えてなんとなく音が良いように聞こえる物です。まあその是非は兎も角、それを期待して高圧縮にしてしまうと、DSEE無しでは聞けないような劣悪データになってしまうかも。つまりSONY以外の機器や他のソフトでは（例え再変換しても）実質使い物にならなくなる恐れがあり、ずっとSONYでいく覚悟が必要です。従ってDSEEと組み合わせて高圧縮に、という手法は普通の方に安易にお勧め出来ません。ご自身でよくお考えの上、判断してください。尚、「音質が良い＝圧縮によって失われる高音域が少ない」は間違いです。ビットレートを変えずに高音域を多く残すなら、その分中低音域を余分に削除しないと帳尻が合いません。そうしたデータが必ず音質が良いなどと言えない事は明白ですね。要はバランスの問題です。勿論、感じ方には個人差があり、中には「中低域の劣化は殆ど感じ取れないが、高域には敏感」という方もいらっしゃるでしょう。率直に言って、SonicStageでCD取り込みしてなるべくビットレートは抑えたい、という前提であれば、128kbpsのAACというのは賢明な選択だったと思います。可能であればもう少しビットレートは上げたいし、優秀な外部エンコーダを使いたいところですが、容量や手間の問題もありますからね。