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望遠鏡等の「マトモ」な光学系では最大倍率は口径の２倍が限界とされています（瞳径7mmの場合 ）。画質を優先するなら口径と同等が限界です。仮に有効口径が30mmだとすると、60倍が限界、画質優先で30倍という事ですね。なんだ、全然余裕ではないかと思われるかもしれませんが、それは十分な鏡筒長が得られる場合で、カメラのように前後が短い筐体に光学系を収めようとすれば、本来ならEDレンズやフローライトレンズ等の屈折率の大きい異常分散レンズを使う必要があります。ホームユースカメラでこのような異常分散レンズを使っているという話は聞いた事が無いので、鏡筒内でかなり強引に光路を曲げているのではないかと思いますから限界倍率はかなり天井が低いはずです。この状況でズーム比を徒に大きくするという事は確実に画質の低下に繋がります。従ってXR550Vなどの高画質をウリにしたいカメラの場合はズーム比をあまり大きく取っていません。逆にあまりウリの無いＸR150などのカメラは他機種との差別化を図る為に、あまりカネをかけずに実現できる強引な高ズーム比に走ります。ヤフオク辺りで口径50mmの数千円のテレスコで225倍なんて製品が出ているのと一緒ですね。したがって答えは「出さない」のです。他メーカーの高画質カメラのズーム比も参考にして下さい。