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来年の７月に地デジへの完全移行が完了します。否が応でもTVはハイビジョンにならざるを得ないので、その時に綺麗に再生できるカメラを選ぶべきかと思います。スタンダード画質をハイビジョンTVで視聴すると、ブラウン管TVで視聴するよりも汚く見えます。スタンダード画質はブラウン管TV用の解像度なのです。するとFS21はこの時点で候補から外れます。残ったハイビジョン機のHF21とCX170ですが、比較してみますね。まずHF21もCX170も撮像素子は共に１/４インチですが、CXは背面照射型で暗所に強い。今回の製品群でソニーはフォーカス速度を上げてきていますが、HF21は激速。まだCXは追いついていません。手振れ補正はHFは光学式でCXは電子式ですから、効きはHFの方が上でしょう。動画記録のビットレートは共に24Mbpsで同等。このレートでの撮影時間はHFが６時間でCXは３時間。動画時有効画素数はHFが299万画素に対してCXは135万画素。光学ズームはHFは35mm換算39.5-592.5mmの15倍、一方CXは35mm換算で37－1,075mmの25倍。運動会、発表会での使用を考えた場合はCX170になるでしょうね。何といっても1,000mmと言えば、100m先からフレーム一杯に全身像が撮れる焦点距離です。100mのゴール地点から狙えば、スタートからゴールまでを収めることが出来ます。また、屋内での発表会では十分な光量が得られないこともあるので、暗所に強いCXの方がノイズの少ない動画が撮れるでしょう。XPマシンであっても添付のソフトが動きさえすれば、撮影した動画の保存は出来ますから心配ありません。