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質問者さんの以前からの解釈が正しいです。その記事を私は読んでおりませんが「焦点距離が変わる」という捉え方のできる書き方をしてあったとすれば、その記事は紛らわしい書き方であったか、間違いを書いてあった事になります。(たぶん紛らわしい言葉遣いが有ったのだと思います)ポピュラーなAPS-C規格デジタル一眼レフでは、D700を含むフルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフより、同じレンズが望遠寄りになるのは、レンズの焦点距離が変わるからではなく、撮像素子の面積が狭いために、レンズの結ぶ画像全体のうちの、外寄りの部分がカットされるためです。(注：D700を含むフルサイズ・デジタル一眼レフの撮像素子のサイズと、一般的なフィルム一眼レフの画像記録サイズは同一です。それに対してAPS-C規格デジタル一眼レフは、一般的なフィルム一眼レフの画像記録サイズやフルサイズ・デジタル一眼レフの撮像素子のサイズの約2／3程度の小さなサイズの撮像素子を使っています)ですから同じレンズなら、被写界深度(ピントの合う前後の範囲)は、D700を含むフルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフに使用する場合でも、APS-C規格デジタル一眼レフに使用する場合でも同じになります。つまり、100mmのレンズをAPS-C規格デジタル一眼レフに取り付けると、画角(写る範囲の広さ)はD700などのフルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフの150mm相当になりますが、被写界深度(ピントの合う前後の範囲)はD700などのフルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフに使用した場合と変わりません。ですから、フルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフと、APS-C規格デジタル一眼レフを比べて、同じ画角(写る範囲の広さ)で同じ絞りの状態では、APS-C規格デジタル一眼レフの方が被写界深度が深く(ピントの合う前後の範囲が広く)なります。例：フルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフに90㍉のレンズを使用した場合と、APS-C規格デジタル一眼レフに60㍉のレンズを使用した場合は同じ画角(写る範囲の広さ)になります。しかしフルサイズ・デジタル一眼レフやフィルム一眼レフと90㍉レンズの組み合わせより、APS-C規格デジタル一眼レフと60㍉レンズの組み合わせの方が、同じ絞りを使って被写体を同じ大きさにして写せば、被写界深度が深く(ピントの合う前後の範囲が広く)なります。この同じ画角(写る範囲の広さ)の状態時の被写界深度(ピントの合う前後の範囲)の違いが、フィルム一眼レフに慣れた人がAPS-C規格デジタル一眼レフを使用する際や、APS-C規格デジタル一眼レフに慣れた人がフルサイズ・デジタル一眼レフを使用する際に生理的に戸惑う部分ですね。※補足などへの返答ご丁寧な報告、誠にありがとうございました。おそらく、実用上で判りやすい表現を採ったのだと思いますが、その記事の中の、その部分の表現方法は、ともすれば誤解を生む表現ですね。私もアマチュアの立場から知恵袋に参加しておりますが、誤解の無い表現を常に心がける事にいたします。