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質問者の錯覚では有りません。その通りです。ファインダーで見える画像の周りに、絞りやシャッター速度、露出等を液晶等でたくさん表示する様になり始めたので、ファインダーの画像部分の大きさを大きくする事が出来なくなったのです。それ以前は露出計は追伸式と言って針で上下する物が有りましたが、画面上に掛かっていたりしましたし、絞り等は光学的に直接ファインダーに絞り環を見せる方式で、目線をそちらへ向けても、変形してみにくい方式でした。目で正確にピントを合わせる為に、マット面は多少暗くなりますが、ピントの山のつかみ易い倍率の大きな物が必要で、F2をはじめ、各社ハイエンドに近い物程倍率は大きく、また視野率も90％以上の物が多かったですね。特にオートフォーカスになってから「ピントはカメラが合わすもの」という認識で購入する人が多くなり、また実際確認動作は人がするとしても、人の目よりピント精度が高いAFが主流になった現在では、大きな倍率より一度で情報把握の出来るファインダーの方が好まれるとメーカーが判断して、現在のファインダーが成り立っているのだと思います。個人的には大きな倍率で、ピントの見やすい物が嬉しいので、F2等は俄然撮る気にさせてくれるファインダーですが、そもそも新型カメラを購入してくれるユーザーのほとんどが、完全マニュアルで写真の取れる人ではなく、またデジタルになっている現在ではそれに見合う様な格好(デザインや見てくれ)になっていないと売れないと言う現実が有るので致し方ないでしょう。私は現在D3を使っています。それでも以前のデジタルカメラのファインダーより随分改善されたとは思いますが、倍率と言う面では不満です。ただこれ以上ペンタ部を含めてカメラが大きくなる事も望みません。ですのでメーカーとしての最大の妥協点が今のカメラと言う事になるのではないかと思います。ちゃんとメーカーも解っていると思いますよ。