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D40,D40X,D60,D3000,D5000 など 入門クラスではカメラにAF（オートフォーカス）用モーターを持っていません。そのため、レンズにAF用モーターが内蔵されていない場合、AFを利用できません。また、レンズに手ブレ防止機能を内蔵させていますので、古いレンズ群では手ブレ補正が効きません。もっとも、レンズキットとして付いてくるレンズは全て、デジタルに最適化され、レンズ内モーターでスムーズなAFが可能で、手ブレ防止も有していますので、おまけのような安価なレンズですが、たいへん優れています。D90など中級クラス以上のカメラではボディにAFモーターが内蔵されていますので、『AF』表示のあるニコンレンズはAFで利用できますが、ご提示のレンズではそうではないようですね。ですが、単焦点レンズは光学設計の無理がなく、たいへん優れたレンズです。CCD（CMOS）といった、撮像素子前のフィルターの反射を考慮しないなど、レンズ全体のコーティングがデジタルを意識したものではありませんので、全体に薄い光のベールをかぶったような写りになることもありますが、全く使えないわけではありません。マニュアルフォーカスのレンズとして、使い道はあります。ですが、正直言って使い勝手が良いとは言えませんので、カメラをレンズキットで購入された場合には、古いレンズの出番は殆どなくなると思います。マクロレンズは面白い使い方が出来ると思います（マクロではAFを殆ど使いません）。ですが、最近のカメラはAFが使えないと、かなり使い勝手が悪くなりますので、これを機会に他社にシステムを変えられても良いと思います。【補足】ニコンには、DXフォーマットとFXフォーマット云うデジタルカメラの規格が２つあります。一般にはDX規格と云うAPSサイズ（通常の35ミリフィルムより一回り１コマのサイズが小さい規格）ですので、面積で約1/2、画角で1/1.5になります。（FXフォーマットは35ミリフィルムと同等）つまり、フィルムカメラ（FE2など）で使用していたよりフィルムに相当する部分が狭くなり、1.5倍の焦点距離で撮影した画像と同程度になります。それを指して、『デジタルカメラに装着するレンズの焦点距離は1.5倍する』 ことになります。24ミリですと36ミリ相当です。絞り値は変わりませんので、明るい望遠レンズが１ランクも2ランクも下の金額で入手できます。良い事ずくめのようですが、望遠が有利になる反面、広角に弱くなります。それで、新規に購入するレンズキットでは、18ミリ～という、フィルム時代には考えられなかったような短い焦点距離のレンズが採用されているわけです。また、望遠になると、焦点距離の数字以上に手振れしやすくなりますので、最近では標準的に手振れ防止機能が付いたレンズが販売されています。