253

view

（１）COOLSCAN III以降のニコンやコニカミノルタのフィルムスキャナでは、スキャン解像度が3,200 〜 4,000dpiになったり、A/D変換が14〜16bitになったりしていますので、そういう意味ではCOOLSCAN IIIよりも高性能ですし、COOLSCAN IIIは、現在のPCではマイナーと言えるSCSIという接続インターフェイスになっていますので、USB2.0やIEEE1394で接続できるスキャナに比べれば、使いづらいと感じる人が多いと思います。私も以前は、ニコンのLS-2000というSCSI接続のフィルムスキャナを使っていましたが、スキャナのソフトウェアが新しいオペレーティングシステムに対応しなくなったことや、SCSI接続の不便さを理由に手放し、現在はCOOLSCAN Vを使っています。（２）35mmフィルムの面積を2,700dpiでスキャンすれば、ピクセルサイズとしては900〜1,000万画素になるので、画素では匹敵しています。しかし、フィルムに撮ったものをさらに8bitでデジタル化しているわけですから、スキャンしたものよりはシャープなレンズで撮ったD60の方に軍配が上がる気がしますが、そもそもここで人に聞くより、あなた自身が試すのが一番納得できるのではないですか？ D60もフィルムスキャナもお持ちなのですから。（３）スキャニング解像度は目に見えて違いますし、スキャン時のキズ・ゴミ軽減機能、粒状性軽減機能など、ハード/ソフト両面で向上しています。（４）どこまでを要求するかは人それぞれですので一概には言えません。あなたが「できるだけ高性能がよい」と思うなら買い替えることになります。（５）SCSI環境がない人やOSがVistaやMac OS Xである人にとっては高いでしょう。もっと他の選択肢があります。一方、SCSI & XP環境で使いたい人にとっては、（付属品が揃っているなら）ほぼ妥当な値段という気がします。