111

view

新郎新婦は式場のスタッフの方に誘導されますので、カメラマンがもたもたしているとシャッターチャンスを逃します。なので、結婚式撮影は流れを把握して、人より早めに先回りし、流れを乱さない様に撮るのがポイントです。事前に新郎（新婦）におおまかな式の流れを聞いておきイメージを持っておきます。フィルムの時代になりますが、私が気をつけていたポイントとしては、以下の内容です。＜前日＞カメラ（2台分）、外付けフラッシュのバッテリーチェック（充電）、デジタル一眼の場合は撮像素子に埃が付いていないかを確認。＜当日＞披露宴の１時間前には着き、式場外観、ネームプレート、受付の様子を撮影。（違うレンズを付けてある）カメラは2台。両方にフラッシュ装着。ISOは400（フィルム）でした。入場では真っ暗＋スポットライトの状況になります。新郎新婦に当たる光は十分な光量がありますので、ノーフラッシュで広角＆接近して撮影が良いかと。乾杯では、全体の乾杯の直後にお二人の乾杯をお願いして撮影。ケーキ入刀やメインキャンドル点火ではお友達が集まってくる前に先回りが必須です。声かけ大事。ナイフを持つ手元アップも。メインキャンドル点火は点火前、点火後でお二人の表情が緊張→安堵に変化します。ノーフラッシュ（デジタル一眼ならここだけはISO感度1600に設定でもOK）で雰囲気を出しながら、数枚の連続撮影が良いです。キャンドルサービスでは各テーブル新郎新婦に対して円卓の反対側に先回りし、お客様を含めて記念撮影。（カメラを手で持ち上げ、広角でノーファインダーで俯瞰にするといい感じになります）超広角レンズでないと画角的に厳しいかな。歓談中は新郎新婦の後ろに回り、二人に振り向いてもらい会場全体が背景になる様広角で撮影。お二人の料理も。これは難しいですが、多重露出で演奏を聴く新郎新婦＋ピアノの譜面の重ね撮りも成功すれば誰にも撮れない写真になります。終盤、新婦挨拶ではハンカチで涙を押さえる瞬間を撮影。手紙で顔が隠れない様注意。披露宴終了後、広角側でマニュアルフォーカス距離1mに設定。セルフタイマーセットして床にカメラを置いて、お友達含め円陣を組みカメラを覗き込む様にして1コマ。以上1日の撮影枚数は300～400カット、すごく疲れますので、体調整えてがんばって下さい。