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家猫でも野良猫でも、猫の世界はのんびり、たくましく、ボクも好きな被写体です。

＞＊ペンタックスにした場合背景をボカして撮影できるのでしょうか。
＞レンズは何を購入すればいいのでしょうか。

これはまず2項目に分けて説明します。

（1）映像素子（CCD・CMOS等）・センサーサイズ
挙げられた機種の中でも「K-x」「kiss X4」「kiss X5」「D3100」の4機種。
これらは”APS-C”というサイズの映像素子です。
対して「E-620」は”フォーサーズ”という映像素子センサーのサイズ規格です。

まず35mmフィルムカメラ…いわゆるライカ判で比較しましょう。
最近はライカ判と同じサイズの映像素子を持つ、いわゆる”35mmフルサイズ”…20万円くらい？ですが、
プロは勿論、ハイアマチュア層に普及してきているようです。

しかしデジタル一眼レフ黎明期は技術的問題で、”APSフィルムカメラ”のAPS-C規格相当のサイズでした。
これが質問者さんが挙げられたカメラの5分の4が”APS-C”サイズの遠因です。
現在、もっともラインナップが充実している層ですね。

またパナソニック・オリンパスが交換レンズの互換性を推し進めるため、
”110フィルムカメラ”相当サイズの映像素子を持つフォーサーズ規格が生まれました。

さて挙げたフィルムのコマの大きさは、ライカ判＞APS＞110フィルム、です。
よってデジタル一眼レフの映像素子ならば、35mmフルサイズ＞APS-C＞フォーサーズ、です。

ここで【注意事項1】をば。
APS-C機で撮影する=ライカ判と同じ構図を作るには、レンズの焦点距離1/1.5倍必要です。
つまりライカ判の1.5倍の画角=APS-C、ライカ判の2倍の画角=フォーサーズです。
例えば双眼鏡・望遠鏡なら「見る対象が小さいければ、もっとで望遠レンズが欲しい」と思いますよね。
でもカメラの場合は「写す対象が大きいのでワイドな広角レンズが必要になる」ということです。
よって焦点距離50mmレンズを装着した場合、APS-Cは75mm、フォーサーズは100mmのレンズになります。

（2）交換レンズの明るさ
EF50mmF1.8を挙げられていましたが、これはに”F以降の数字が小さく”背景をボカすには有利でしょう。
しかし有利なでもありますが、使いこなせば18-55mmF3.5-5.6といった多くのキットレンズでもできることです。

さてここで【注意事項2】をば
背景をボカすコツ。
確かに”絞り（F値）”が小さいと便利です。でも何故便利なのか？
その理由はF値が小さいほど「ピントが合っている範囲（被写界震度）が狭くなって、背景がボケる」です。

そして古典的な例えですが、”F値”は蛇口の開け具合（F値が小さいほど開放）、
また重要な要素として、”シャッタースピード”は蛇口を開けた時間です。
よってF値が小さければ早くシャッター開閉できるます、じゃあ同じ明るさの場所なら…？
ここの場合キットレンズは「蛇口を長く開けっ放しにする必要性がある」→「手ブレのリスク大」です。

ここで【注意事項3】をば
望遠レンズになるほど背景をボカすことが簡単です。
これは「ピントが合っている範囲（被写界震度）」は望遠レンズは同じF値でも狭くなるからです。

＞＊kiss x4 とkiss x5の違いが分かりません。購入するならどちらがおススメですか？
ボクはキヤノンユーザーでは無いので、あくまで量販店の印象です。
最大の違いはバリアングル液晶モニターでしょうか？
質問者さんは猫を撮ると書かれているので…検討の余地はあるかと。
猫を可愛く撮るには、出来るだけ猫と同じくらいの眼の高さにするのって大事だと思います。
（いわゆる”被写体との対話”ってヤツですね）

X5も後継機（？）X6iが出るのでX5を推しておきます。
デジタル製品のサイクルの速さはからして。

もっともバリアングル液晶モニターに頼らず、運と腕を信じれば同じ撮影も出来るかと。
個人的経験で、10mくらい先の野良猫を、300mm望遠レンズ（ライカ判換算450mm）で、
絞り開放（F値設定最小）のファインダーは見ない（俗に言うノーファインダー撮影）で撮影しました。

＞EF５０ｍｍｆ１.８のレンズは初心者でもある程度勉強したら使いこなせるものなんでしょうか。
俗に単焦点レンズは古参の方を始め、上達の近道と誰もが言いますし。
もっともフィルム換算50mm前後が理想的と代表格とも。

＞最終的にどれが一番良いのでしょうか。
強いて書くとE-620は、同社マイクロフォーサーズ規格レンズに非対応です。
これだけ特に後継機すら注力されていない印象があります。

長文失礼しました。