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手ブレ補正には大きく光学式と電子式の２つがありますが、補正方法としても画質的にも上回るのが光学式です。電子式は画像処理によって補正されるため、画像に不自然な輪郭強調が付いたり、ノイズが増えたりする欠点があり、あまり芳しくありません。そもそも富士フイルム「FinePix Z80」と「FinePix Z800EXR」は位置付けが異なっています。EXR CMOSを利用する高性能な「FinePix Z800EXR」に対してスタイリッシュな「FinePix Z80」となっており、当時のカタログでもこのようにカテゴリ分けされていました。「FinePix Z80」が通常のCCDを採用するのに対し、「FinePix Z800EXR」は独自に開発した高画質をウリとするスーパーCCDハニカムEXRを搭載しており、解像力や高感度ノイズに有利なものを採用しています。また、「FinePix Z80」は通常のコントラストAFなのに対し、「FinePix Z800EXR」は従来のコントラストAFに加え、一眼レフ並みの高速な位相差AFをハイブリッドさせており、コンパクト型としては最速レベルの0.158秒という瞬速フォーカスを実現しています。動き回るお子様には有利となるでしょう。「FinePix Z800EXR」では光学式の手ブレ補正が採用され、既に述べたように手ブレ補正の性能としては電子式を上回ります。さらに「FinePix Z80」は2.7型の約23万ドット液晶モニタなのに対し、「FinePix Z800EXR」は3.5型ワイドの約46万ドット液晶モニタを持っており、大きく精細な画像で見ることが可能となっています。細かなことを言えば、まだまだ差はあるのですが、上位に位置付けされている「FinePix Z800EXR」の方が優れている部分が多く、お薦めするならこちらです。ただ、このようなスタイルもボディは撮影時にレンズが飛び出さず、レンズ設計に無理があります。実際、レンズはさほど明るくないので、暗い室内は比較的苦手となる傾向があります。