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「ミリ」は焦点距離です。
レンズに光が入って、それが集まる位置までの距離。
一枚の凸レンズだと、集光して物を燃やすことができます。これ焦点が一つです。人間がレンズを移動させて焦点を合わせています。しかしカメラの場合は、集光する場所はCCDの位置になります。よって複数のレンズを組み合わせて（７群９枚とかの表現でレンズ枚数が示されています。例では９枚。）、それらを相互に移動させて、焦点を合わせたり、ズームを行ったりしています。
この焦点距離により捉える範囲が異なってきます。焦点距離が短いと広く（広角）、長くなると狭く（望遠）なります。

１８倍とかいうのは、倍率で、広角から望遠までの倍率を指します。

撮影範囲は、というと、それはレンズの焦点距離と撮像素子の大きさで決定されます。だから、撮像素子の大きさが異なるとレンズだけの焦点距離で語れません。じゃぁ、どうするか。それは、昔ながらのフィルムのサイズである３５ｍｍに換算して表現しています。それなら、みんな同じ土俵で比較できるわけです。

私はコンパクトしか知りませんので、１８倍という範囲をカバーする交換レンズが存在するかどうかわかりません。
通常はダブルズームとして、広角（２８ｍｍ前後）から１００ｍｍ程度までの広角から標準のズームレンズと、そこから３００ｍｍ程度までの望遠ズームレンズという２本立てが多いですね。一眼レフを使用される方は目的に応じてレンズを使い分け、１本で全てをカバーするレンズの需要が少ないのかも知れません。あるいは、１８倍ものレンズを製造するコストとか画質の問題とかも関係あるかも知れません。

だから１８倍という倍率で語らずに、広角の焦点距離を決定してから、倍率を語らねばなりません。広角を９ｍｍ（魚眼レベル）にすれば１６０ｍｍあれば１８倍ですし、５０ｍｍをベースにすれば９００ｍｍが必要となります。「３５ｍｍ換算で２８ｍｍからの１８倍」とか表現すると希望するズームレンズを求めることが出来ると思います。