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こういうときは他人の解釈を当てにするのではなく、元の記事から統計上の数字とその数字が出た条件をみて自分でしっかり考えるのがいいですよ。元記事にも記者の意見が入っていて統計の取り方が恣意的なこともあるので注意が必要です。意外性の高い記事書いた方が売れるのでわざとそういう風にしてしまう編集者もいるので。

今回の場合、元記事を読むと確かにauのシェアは59.5%と書いてありますが、後ろの方では「発売直後3日間のデータを集計した10月第2週は、ソフトバンク51.7％、au48.3％」とか「10月23日までの累計では、au52.5％に対し、ソフトバンク47.5％」と言っています。auの59.5%のシェアは、集計期間は10月第3週限定、ということでしょう。

こうみると、累計ではあまり差がないように見えます。確かに少し差がついてますが、この程度の差は単純に受付の効率の悪さとか店舗への分配の仕方の問題とか、すぐつく程度のものでしょう。
本来シェアを議論するのであれば累計で議論すべきで、1週間の販売台数の割合だけで記事のタイトルを決めてしまうことにはちょっと作為的なものを感じます。タイトルに10月第3週は、とか入れていれば良い記事だと思うんですが。

某社長も、もっと市場が落ち着いた段階で勝利宣言すればいいものを、10月第2週の段階で早々と出してしまうからおかしなことになったんでしょう。その裏を勘ぐってみると、元々電波状況の評判が悪く大量流失が懸念されていたこと、なのでスタートダッシュ以降勝てる気がしないという焦りがあったから、早々と勝利宣言を出さないとそれ以降はじり貧で勝利宣言なんてできないと考えたんじゃないかと私には思えてしまいます。iPhone3/3gsからの実質無料での4sへの乗り換えなどなりふり構わないキャンペーンもこの辺を懸念してのことなんじゃないかと。

実際どっちが勝つのかは、もっと市場が落ち着くまでわからないんじゃないかと思いますよ。