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スピーカリスニングとヘッドフォンリスニングでは音の性質がまるで違います。マシ、と言うのが主観なので好みがどちらかと言う事になります。一般にステレオ音源は反射も含めてスピーカ再生する前提で録音されるので音像の定位などがヘッドフォンでは正しく再現されません。(音像が正面で無く頭の中心で定位するなど)逆に音響を考えられていない部屋での再生に比べると不純な反射やノイズが無い分クリアで透明感のある再生が得られます。またバイノーラル録音されたものはヘッドフォン再生時に最も忠実に音源が再現されます。サラウンドヘッドフォンの場合も音の解像度はスピーカシステムより優れるので遠くの足音などの方向感はスピーカより良好です。逆に音の定位感は擬似であるがゆえにスピーカより劣ります。わたしはスタックスのヘッドフォンとミドルクラスのスピーカシステムですが小さな音まで明瞭にクリアに聞きたい時はヘッドフォン全体の音像やサラウンド感を楽しむ時はスピーカと使い分けています。どちらか二択となると音源や好み、部屋構成によるので難しいですがAVC-1550クラスのアンプと同ランクのスピーカシステムとするとMDR-DS7000の方が「いい音」に聞こえるかも知れません。私は個人的にヘッドフォンリスニングが好きなのですが良質な音源を聴いた時の透明感、解像感はスピーカでは味わえないと思っています。