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2004年から2005年にかけてDSR-250とHDR-FX1の両機を使用していました。この時点では、FX1を4:3のDVモードで使用することで両機の映像をまぜて1本に編集しても問題なかったのですが、ハイビジョンがあたりまえとなった今となってはDSR-250の出番はありません。FX1のHDV（DVテープにハイビジョンを記録する規格）モードとくらべたら圧倒的な差があり、DSR-250の16:9モードは34万画素4:3CCDの上下をカットする方式（VX9000にも同じ方式のワイドモードがあるのでわかると思います）ですので16:9で撮った場合さらにその差は広がります。
DSR-250はショルダータイプ、いわゆる肩のせカメラですのでたしかに存在感がありハッタリかましが効くかもしれませんが、そのハッタリも撮っている時、しかもまわりの人がビデオカメラについてあまり知らない人の場合限定です。
もし、誰かに撮ったものを見せてくれないかと言われて、その人がたとえ手のひらサイズのカメラであってもCX550のようなハイビジョンカメラとハイビジョンテレビを持っていたとしたら誰の目にもCX550の映像の方がきれいに見えるのでハッタリもそこまでです。素人にも通用しません。
ただし、趣味として個人で楽しむというのでしたらDSR-250であろうとHi8であろうとかまわないと思います。
いろいろな画質や操作を楽しむという趣味のあり方もあっていいと思います。実際、私は今でも8ミリビデオカメラでの撮影を楽しんでいます。画質がいいというだけではつまらないと思うことがあるんですね。いじくる楽しみというのもあっていいと思います。

少しでも画質を気にするのであれば、どちらか選べと言われたら間違いなくFX1です。HD（ハイビジョン）とSD（従来の画質）の画質差は比べようがありません。
その後FX7やFX1000などがでましたが今でも問題なく通用する画質です。
現在では、決して大げさではなく、ハイビジョンカメラ同士で画質比較は無意味に近いです。画質がよければいいのであればCX550で充分で、大きいカメラの方が画質がいいはずなどと思い込まない方がいいです。同じ被写体を撮り比べて画質の検証をするような見かたをすればたしかにカメラの種類だけ画質の違いはありますが、ひと昔前のSD画質時代の3CCDと1CCDの違いのような差は無いと言っていいと思います。したがいまして、小さいカメラには無い部分、つまりマニュアルズームを始めとした操作性において圧倒的な違いがあるのがFX1やDSR-250です。
マニュアル操作について気になるからFX1かDSR-250という選択肢がでてきたと思いますので、その中でどちらか選ぶとしたら今時としては間違いなくFX1です。
しかし、使いこなそうとするとVX9000より多くのマニュアル機能があることをお知らせしておきます。

マニュアル操作においてCX550にはない魅力を持っているFX1やDSR-250でも、手ぶれ補正に関してはCX550の方が性能が上です。持っているとのことですのでおわかりかと思います。VX9000の手ぶれ補正などCX550とくらべたら補正してないのではないかと思えるくらい性能に差があると思います。もっとも、三脚で使うのなら話は別ですが。

色の出かたがテレビっぽいかについては、私はテレビ放送を基準に見てないのでなんとも言えませんが、規格上において出せる色というのがフォーマットごとにありまして、DSR-250のDV規格よりもHDV規格の方が上なのです。FX1にはDV規格で撮るモードがありますのでHDV規格と撮り比べると同じカメラであっても色の情報量に違いがでるのがわかります。CX550はSDモードとハイビジョンのAVCHDモードに切り替えできますが、同じSD画質でもDV規格ではなくMPEG2です。SD画質同士で比べても色の情報量はVX9000やDSR-250よりCX550の方が上なのです。
よって、よりきれいな色が表現できるのはHDVやAVCHD、MPEG2であってDV規格はこれらに負けています。
さらにそれらの2倍の色の情報量を持つこんな規格のカメラもありますが、10万円代では買えませんので次の機会にでも挑戦してみてください。
http://cweb.canon.jp/prodv/lineup/xf305/index.html

ごちゃごちゃ書きまして失礼しました。少しでもお役にたてば幸いです。