68

view

サイドブレーキの引きずりでブレーキ鳴きが発生することは 充分考えられます・・・
（引きずり＝ブレーキがわずかに利いている・・・というニュアンスのものでしょうから そこで必ず摩擦が発生… ときにそれは擦れる音が出てもなんら不思議ではないからです）


サイドといっても いろいろな方式でブレーキ効果を得ていますが、ポルシェだと後ろサイドブレーキも ディスクブレーキキャリパーをワイヤーで引っ張ってサイドブレーキ効果を生み出しているのでしょうか・・・

ディスクブレーキが鳴く原因としては キャリパーの劣化 動く部分がピストンはじめいくつかありますが それの動きが鈍くなり 規定位置まで戻らない・・・、戻ったとしても 少しずつしか戻れないとか・・・ そうなってきますと たとえば４～５秒後の摩擦力がもっとも鳴きやすい摩擦関係の位置・１０ｋ以下の低速でもっとも鳴きが出やすい・・・・・という条件がそろう・・・ということです。

極端な話 キャリパーを新品に変更し ディスクローターも新調・・・パッドも・・・サイドワイヤー、、、キャリパーらを支えるナックル部までも交換したのなら それこそ リアブレーキ周り＝サイドブレーキ絡みほぼすべて交換でしょうから 鳴きは止まることでしょう・・・

ただそのすべてのすべてが鳴きにつながっているものではないでしょうから その泣きの原因となっている部位の見極め判断がプロの業・・・となるかと思います。

よく鳴きの原因となるのが やはりキャリパー周動部の動き不良・・・よってキャリパーオーバーホールで直ることもあるかと思います。
あわせて ローターの経年変化により発生しているブレーキ痕跡傷も・・・摩擦力が微妙なときに 非常に泣きやすい傾向を持ちます・・・（ですから 古くなった車がブレーキ鳴きが出やすい・・・このことの大きな一因となっているのが このローターやドラムの傷です。）
ローターを新品に変えるなり 研磨するなりで鳴きが見事に消えることもあります・・・


また サイドワイヤーが重くなってきて 引きずり気味・・・よって鳴きにつながっている場合もございます。
完璧に治すなら より多くの部品交換が望まれる・・・

ポルシェなだけに 一点一点 一項目一項目の整備代も高価でしょうが、、、その音を止めたいのなら より多くの部品交換が望まれます。。。

それは 今回はキャリパーのオーバーホールで止まった・・・・・・
しかし1ヵ月後にまた発生・・・・ さてその原因は サイドワイヤーだった・・・・・・などなどなども充分に考えられてしまうからです。

たかが鳴きを止めるだけに より多くの部品交換・・・って整備士の業ってそんなもの？？とかも 思われる面もありでしょうが 各部品たちの劣化が起因していることですので 今回の直接原因はキャリパーだとしても 数ヵ月後にはワイヤーなどが起因してしまえば お客の満足にはある意味つながらないものでしょう。。。

キャリパーが劣化している・・・
同様にほかの部位だって劣化しているに決まっている・・・とも言える面があります。