116

view

非常に乗りやすい車だよ。固定のファンがたくさんいるので、いま１５歳なら、免許が取れる３年後でも、十分、実用に耐えうる９４４は見つかるはずです。

しかし、９４４ねえ。

９４４って、簡単に言うと、４気筒エンジンを限界ギリギリまでボア＆ストロークをアップさせた、ドーピングカーです。確かに、前後の重量配分は素晴らしいんだけど、それは単に重さを「ちりばめた」だけで、重量物が中心付近にある、というわけではないし。
また、弱点の多い車です。
特に、エンジンマウント。ボディーとシャシーがガチャガチャしているので、エンジンマウントがへたっているのにそのまま乗り続けると、必ずトランスミッションが死にます。ターボが最も顕著ですね。購入時には、エンジンマウントが定期交換されている車を選んでください。

お勧めのライトウエイトは、ポルシェ９１４です。つっても、知らないのかなあ。中３だもんなあ。
もうかれこれ３５年前の車ですが、あれほど完璧なスポーツカーは、なかなかありません。軽量コンパクトでオープン・ミド。贅肉をまったくつけなかったから、デザインは最低です。で、売れなかった。弁当箱みたいなカッコです。初代のＭＲ２がまったく同じコンセプトで、同じように豚顔で、同じように売れませんでした。
でも、あれは歴史に残るスポーツカーです。ローテクだから、はっきり言って、壊れるところもないし。トランクも前と後ろに２つあるし。唯一のウイークポイントは、エンジンルーム右下のバッテリー周辺の腐りかな。バッテリーが噴いた車は、絶対に選ばないこと。あとは、本当に壊れる部分のない車です。１５０万も出せば結構素晴らしいのが買えるので、できればあと１００万円出して、新車状態に仕上げてください。自動車世界遺産に登録しましょう。
４００万出せるなら、やはり３５年前のロータスヨーロッパがお勧めですね。いまでも、エンジンからステアリングからボディーまで、部品全部の新品が買えるので、すげえ安いベース車を買ってきて、１０年かけて自分仕様に仕上げてください。で、一生乗ってください。ロータスヨーロッパは、そうやって自分で車をいじれるオトコの趣味の車です。いまは、そういう趣味の車がないなあ。

追加の回答
１５年以上前の輸入スポーツカーを選ぶ時点で、キミ自体が、もうエンスーだよ。大丈夫。それに、９１４に乗る人って、どこか「プアマンズ・ポルシェ」っていう卑屈な荷物を背負っている人が多く、すごく親しみやすい人ばかりですから。はっりいって、壊れるところのない車です。また、平成に入る前後の車から、車のＣＰＵが進みましたが（時計でいうと、デジタルみたいな）、昭和末までの車は、時計でいうアナログです。壊れるような複雑な部分ってないし（１５年以上オチの車なら、壊れる部分はすでに対策済みだし）、壊れても機械式時計みたいに必ず直るし。大丈夫。いけ、９１４。
でも、オマエあれか、人生初車がポルシェかよ。童貞の筆下ろしが、元ハリウッドスターだってよ。どうなの、この日本って。