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20Lのガソリン容量がインチキかどうかの判断は個人に任せるとしても、スズキとしては企業イメージの為に是が非でもイースの対抗馬を必要があったのです。
イースの燃費【30km/L】は、大きなインパクトを持っています。
【30km/L】を大々的にＰＲされると、ダイハツのイメージが良くなり反対に「スズキ車？たいしたこと無いじゃん」と一般人にレッテルを貼られかねません。
車に興味のある人は、実燃費ではアルトと大差ないことを知っていますが、大衆はそんなことを知りませんから・・・・。

なおスズキが、軽自動車シェアNo1の座を奪われたのは、収益の高い普通車に力を入れたためです。
ダイハツは、トヨタグループの中で軽自動車＆小型車に特化した会社として、軽自動車に力を入れていますので。


ＰＳ
20Lのタンクについて誤解をしている人が多いので補足します。
アルトエコは、標準アルトと同じ30Lタンクを積んでいます。
しかし、20Lしか入らないように加工をしているのです。
なぜなら、車重を740kg以下にする必要があったからです。

燃費の計測は、車重を段階に分けて計測します。
そして741kgになると、一ランクあがります。そのランクはワゴンＲやムーブと同じランクとなり、燃費計測には不利な条件となります。
そうなると、740kg以下クラスのミライースに燃費で絶対に勝てません。

JOC08モードは、ガソリン満タンで計測します。
よってガソリン容量を30Lから20Lにすると、約7.5kgの軽量化になるのです。（ガソリンの比重は、約0.75）

つまりどう軽量化しても740以下にならなかったので搭載可能燃料を減らして、減量にパスしたのがアルト・エコなのです。