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交換基準として、10万km10年を指定しているのは、エンジンの運転時間という概念があります。

タイミングベルトはエンジンの運転に伴い、常に引っ張りと屈曲の力を受けています。
エンジンはミッションを介して、駆動力を伝えますので、走行距離と運転時間がイコールにはなりません。
(市街地走行が多いと距離よりも運転時間が延びる。高速道路主体の運転の場合、運転時間に対して距離の伸びが大きい。)

が、メーカーテストの基準としては、一般的な使われ方を想定して、「市街地走行が～～% 高速走行が～～%　アイドリングが～～% 1ヶ月の走行距離が～～km etc」というようなものを制定しています。
そのような状態で複数回実験を行い、その数値に安全率を加えて交換時期指定を10万km10年という数値を示しています。

とはいえ、運転時間が短くても、ゴムなどは酸化などにより劣化が進みます。
17年間破損しなかったのは、運がよかったのではないかと。

交換工賃は高くつきますが、切れてしまうと、自走不可能になるうえに、かなりの確立でエンジン破損に至ります。
(タイミングベルト採用初期は、エンジニアもかなり安全率を高く取っていて、フルリフトでもピストンと干渉しないものもあったそうです。)

これからも乗り続けるのであれば、交換をお勧めします。