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確かに、コンプレッサーから出ている線に電気を流してやると、強制的に電磁クラッチを作動させコンプレッサーを回すことが出来ます。
しかし、コンプレッサーが回っていないのにも何か原因が有ります。

まず、コンプレッサーから出ている線を見つけて下さい。
で、エアコンをオンにした状態でその線とバッテリーのマイナス（もしくはボディアース）にテスターを当てて、電気が来ているかを調べて下さい。
→電気が来ている場合・・・コンプレッサーの電磁クラッチの故障です。
→電気が来ていない場合・・・ヒューズ類に問題が無いようでしたら、センサー類やコンピューター類の故障が考えられます。

ご質問のように、バッテリーを直接繋ぐのでしたら、まずは上記のテストをしてからの方が無難かと思います。

上記方法で問題が無かった場合は、コンプレッサーの動作確認をしてみて下さい。

接続方法は、コンプレッサーから出ている線（通常１本のみです）をコンプレッサー側からたどっていくと、コネクターに繋がっています。そのコネクターを外し、そこに別に用意した２ｍくらいの線（極端に細くなければＯＫ）の片方を接続し、反対側はバッテリーのプラスに接続します。

①接続時は、まずはエンジンをかけない状態で一瞬だけ接続して、電磁クラッチの動作を確認して下さい。
→この状態で電磁クラッチが動作ＯＫなら②へ
→電磁クラッチが動作しない場合は、電磁クラッチの故障です。

②次は、エンジンをかけた状態で１～２秒程接続してみて下さい。
→問題無く電磁クラッチが作動し、エンジンが止まったりしないなら③へ
→ベルトが異常に鳴いたり、エンジンが停止する場合は、コンプレッサー内部で固着している可能性が有ります。

③やはりセンサー類やコンピューターの異常が考えられるので、ディーラーや電装屋さんでの修理が望ましいと思います。

※無理やり電気を流し続けて、電磁クラッチを常時ＯＮにする方法も有りますが、エアコンガスの高圧側のセンサーが無効になってしまい、最悪の場合、高温＋高圧で配管やコンデンサーなどが破裂して大変危険です。
また、エアコン動作時（コンプレッサー作動時）には、エンジンの回転数が上がったり（アイドルアップ）、ラジエーターのファンが回ったりします。ですので、その様な動作が無い場合は③が無難かと思います。

コンプレッサーへの配線の接続は、エンジンの回転部分が近いので大変危険です。
十分安全確認をして、自己責任にて実施して下さい。