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プリンタの修理屋です。

前回も回答いたしましたが、何回か点滅するとグリーンで少し長く（１秒程度）点灯し、その後点滅を繰り返します。
そのときのオレンジの点滅回数で故障内容がわかります。
ずっと点滅が続くという事は無いはずです。

オレンジ→消灯を繰り返す点滅はオペレーターコールといって、ユーザーが何とかできる（かもしれない）エラーで、インク切れや紙づまりなどが含まれます。
オレンジ→グリーンの交互点滅はサービスマンコールといって、修理が必要になるエラーをあらわしています。


エラー内容の区分けについては色々と問題もあり、オペレーターコールでも修理に出さざるを得ないものもあります。

ちなみに、よくあるものでは以下の通りです。
オレンジ３回：紙づまり
オレンジ８回：廃インク警告（リセットボタンを押すと印刷は続行できます）

交互２回～４回：メカトラブルで部品交換の必要性が高い
交互７回：廃インク満杯

それ以外の場合はヘッドトラブルのケースが多いのですけど、現在ヘッドの単品販売はされていませんので、修理となります。

追記 ： ですから、どちらで７回かで意味が変わります。
オレンジでしたらヘッド不良です。当時はユーザーが交換できることを想定していましたが、現在はヘッドの販売が止まりましたので修理になります。

廃インクというのは、クリーニング（インクを強制的に吸引してノズルの周りの汚れを取り去ってキレイに印刷できるようにします）で消費されたインクです。
本体のそこの方にフェルト上の吸収体があり、そこに流して蓄えていきます。
インク自体は導電性があり、周りに流れ出すと汚したり、最悪の場合火災の恐れもありますので、内部で蓄えます。
メモリで管理していて、満杯になると交換しなければなりません。

普通のインクジェットプリンタなら必ずあるものです。


「欠陥」と揶揄される人もいるのも現実ですけど、インクジェットプリンタの歴史、経緯を見ると合理性のある方式なのです。