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プリンタの修理屋です。

印刷のプロセスの考え方が少し変わったようで、最近のキヤノンはフォトインクを使わなくなりました。
基本は５色という考え方ですが、実は常時４色しか使いません。同時に５色を使うことはありません
これは今まで使われていたMP950にもいえて、基本的には常時４色と考えてよいです。

印刷するときに、インクの色よりも薄い色は出せません。
空とか、人の肌のように微妙なグラデーションがある場合、地図の等高線のような表現になるわけで、普通はドットを間引いてしまいますのでザラザラした画質になります。
そこで、標準より薄いインクを装備すれば間引きの限界が落とせるわけです。

それが、フォトシアン、フォトマゼンタの目的です。
したがって、写真を印刷するときは、ノーマルのシアンとマゼンタはほとんど使わずにフォトインクだけを使うはずです。
それにイエローとブラック（7e）を加えた４色で表現しているわけですね。

また大きな黒は普通紙で印刷するときに使います。
同時に７色を使うということはないはずです。


最近のキヤノンの５色モデルは、インクの粒を非常に小さく性格に噴射するようになり、間引いても分からなくなったのでフォトインクを廃止したと聞いています。（インクの濃度も少し薄くなったような気がするのですけど・・・・気がする程度ですけど）


とにかく、写真の画質に関しては問題なしというスタンスですし、雑誌などの評価でも悪いと酷評されるようなこともありません。

個人的には、MP950系（MP950、MP960、MP970、iP7500）のほうが鮮やかな感じがして好きなのですけど、専門家に言わせれば、発色が不自然とも言われるでしょう。
そういう意味では現行機種は素直な発色といえるのかも。


新しいモデルのラインアップとして、
価格的なグレードでは、
MP640→MG6130
MP560→MG5230
MP550→MG5130
となるのですが、機能的に考えると、
MP640→MG5230
MP560→MG5130
MP550→廃止
となります。

独立インクモデルで、自動両面印刷がないものがなくなったということで、MG6130はMP990のフィルムスキャンを廃止したものになり、インクシステムが６色になたのが特長です。


MP950は当時のフラッグシップですから、素直にMG8130という選択になるか、
ネガスキャンが不要ということですから、MG6130にするか、このあたりの選択でよいと思います。

なお、MG8130とMG6130はヘッドは同じもののはずですから、画質が異なるということも考えにくいですね。