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アンプの電源が落ちるのは、
最大出力を上回る信号が流れ、
アンプを保護する回路が働いたのが原因です。

過電流による熱損を防ぐ目的で動作したものと思われます。



【対処方法】

1） ボリューム（音量）を下げる。

2） 現在ご使用中のスピーカーよりも
出力音圧レベル（○○dB/W/m）の高い（大きい）製品に変更する。

3） 現在ご使用中のアンプよりも定格出力の大きな製品に変更する。


以上の対策が考えられます。
また、部屋の中を響きやすい様に模様替えをすることも効果がありますが、
根本解決にはなりません。



【補足】

現在ご使用されているスピーカーの製品名は何でしょうか？

小さなサイズのスピーカーや、
高音質化する目的でネットワークを複雑にしたスピーカー等々の、
出力音圧レベルの低い製品では、
アンプに求められる定格出力が変わってきます。
（非常に大きなワット数が必要になるということです）

同じ音圧を得ようとする場合、
スピーカーの能率（出力音圧レベル）が3dB/W/m高いと、
アンプの出力は半分で等価になります。
スピーカーの能率が6dB/W/m高いと、
アンプの出力は4分の1で済みます。

逆に、スピーカーの能率が9dB/W/m低い場合、
アンプには2×2×2＝8倍の定格出力が必要になります。

大きな音で音楽を聴きたい場合、
能率の良い、大きなスピーカーが必要になります。
コンサート会場で使用されるスピーカーが大きいのはこの為です。


デメリットも存在します。

出力音圧レベルの高いスピーカーでは、
音楽信号の無い無音の状態でも、
『ザー』と言ったノイズが聞こえやすくなります。

これは、アンプ等の機器が発生する極最小限のノイズなのですが、
完全には消し去ることの出来ない妥協の産物で、
製品の価格や、用途によって考慮されながら出た結果です。

大体、出力音圧レベルが
100dB/W/m以上のスピーカーで聴こえ易くなります。