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DIATONEのDS-90Cは中域の殆どを16cmコーン型スコーカーに受け渡していますね。全てコーン型にしている点で、ダイヤトーンらしさが溢れています。

PMA－S1はフォノイコライザーには、ＭＭ型だけでＭＣ型のヘッドアンプは付いていません。どちらかというとパワーアンプにプリアンプとＭＭ型フォノイコライザーアンプを小さなスペースに載せています。昔のサンスイのアンプと同じような構造です。Ｄ時代やα時代の907二そうした構造が見られます。繊細さと力強さを高い次元で合わせた、今のＤＥＮＯＮのアンプとは違います。パワーは、50Ｗ+50Ｗ（8Ω時）ですがこれでも十分なパワーですが、4Ω時でも100Ｗ+100Ｗと電源がしっかりしていると考えても良いです。

ＰＭＡ-ＳＡ11はその後継機種として開発されていると思います。8Ω時と4Ω時も理論通りです。フォノイコライザーは持っていますが、ＭＭ型のみです。ただし多少は簡素化されていて、ライン入力のパワーアンプ化して3います。ＣＤなどのライン入力ユーザーには良いかもしれませんが、レコードプレーヤーユーザーにとっては、ＰＭ-ＩＩＩＬのしっかりしたフォノイコライザーアンプを要した製品が好ましいです。反対にＣＤを主に聴くユーザーならライン入力の充実した、ＰＭＡ-ＳＡ11やＰＭＡ-ＳＡ1になってくるでしょう。
個人的には、単体のフォノイコライザーアンプを購入して、PMA-S1に付けてCDもレコードもきちんと聴きたいと欲張ります。それっかIIILです。SA11だとどうもアンプの中のトランスが出力に対して小さいと感じますので。S1はEIコアながらでかいです（50W+50Wの物ではないです）。整流コンデンサーも大きいですから。IIILの大きなトロイダルトランスの入った中身がこれです。