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クリアな透き通るような音，強い音や高音でも耳が痛くならない，広がりがある，といった条件をすべて満たすプレーヤーは残念ながら今のところありませんが，それに近いものはあります。ah4235さんの指摘通り，SONY製品(NWシリーズなど)はたぶんあなたの期待に応えられるでしょう。しかし，満点というわけにはいかないのである程度は妥協してください。もっとも，クリアな音とか広がりのある音(十分な音場感)と言ってもどの程度ならば満足できるかは人それぞれですので何とも言えません。SONY製品は本体もイヤフォンも十分な音を出しています。同じ音源でなくてもかまいませんから，店頭などで試聴し，その音に満足できればいいと思います。また，場合によっては高音質イヤフォンを別途購入した方がいいこともあります(現在使用中のイヤフォンで満足できれば経済的です)。というよりも，そうすることをお勧めします。付属のものが悪いというわけではありませんが，音源によっては期待通りの音が出せるとは限らないためです。これはどのプレーヤーについても言えます。質問者さんご提示のケンウッド製品もいいのですが，少しすました音になっていて，クリアと言えるかどうかわかりません。しかしながら，ケンウッド製品は下卑た音を出さず，粒立ちもいいので私の好みのものです。推薦したいところですが，あなたの好みに合うかどうか自信がありません。また，音源によっては深みと潤いに欠ける場合もあります。中音域の充実度が不足しているのかもしれません。ただこれはあくまで私の主観ですので念のため。現在，候補に挙がっているSONYのS630FKについてはわかりませんが，Creativeのものは当たり外れが大きく，賭けになりそうです。12000円～13000円台のものは音のぬけがよく，クリア度はあるようですが，音に飽きが来やすく，聴き疲れするかもしれません。より高価なものはよさそうに見えますが，音域ごとの癖がけっこうあって，好き嫌いが分かれると思います。最終的に個人の好みの問題なので断言はできないものの，こうした点から，あまりお勧めできません。以上，私の試聴体験からの記述でした。追記↓のyamada先生が，「イヤフォンに依存する」とか「高音質プレーヤーは低音重視」などと言っていますが，根拠がないか，参考にならないことです。イヤフォンだけで高音質が出るわけではありません。本体との相性で決まります。たとえば，高音のぬけがいいプレーヤーに対し，高域は詰まり気味だけれど低域に力のあるイヤフォンを組み合わせたのでは意味がありません。また，音のよいプレーヤーが低音を重視しないなどということはあり得ません。そんなことは当たり前であって，それよりも，各音域ごとに充実した音を出し，音域ごとのバランスを巧みに取っているのがよいプレーヤーです。