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『現在メインシステムはアキュフェーズを中心に組んでいます』とのことで、質問者さんは、オーディオの知識も経験も豊富とお見受けします。『現在の候補はパイオニアのＺ１０（ＣＤチューナーアンプ）にＫＥＦのＱ１０0かＥＬＡＣのＢＳ１８２などの小型スピーカーです』というお考えで進まれてよろしいのではないでしょうか。パイオニア PDX-Z10 は、スペースファクターを重視するデスクトップオーディオの「ヘッドユニット」として、満点を付けられるような製品と思います。ＰＣの横に置かれると言うことで、当然『流行りのＰＣオーディオ等も頭の隅にありますが』となるでしょうが、CDとラジオをきちんとした音質で聴け、デジタル機器との親和性も高く、一筐体で場所を取らない、価格も適正・・・など、ケチをつける所がありません。スピーカーについては、試聴なさってからお決めになるようで、これは「好みのもの」をお選び下さい。『やはりＣＤアンプとチューナー分離型のＤＥＮONやＫＥＮＷＯＯＤのＫ１０００シリーズの方が音質という点では分があるのでしょうか？』音質は、基本的に「コスト」の問題ですから「筐体一体型だと音質が劣るのではないか」などという心配は不要でしょう。パイオニア PDX-Z10で、想定なさっているような小型スピーカーを聴くには十分過ぎる性能と思います。==========直接のご回答は以上で、以下は余談となります。上の方が一生懸命勧めている、中国製の「T-3Products」なる「iPod対応フル真空管アンプシステム」は止めて置いた方がいいです。パイオニア PDX-Z10 と同列で語れるような機器ではありません。「CAV V-70NW」なる中国製スピーカーもあまりお勧めはできません。怪しさ抜群のスピーカーです。1) 真空管アンプは、どうしても一定のコストを投入しないと良いものが出来ません。真空管アンプで一番コストがかかるのはトランスですが、このコストはいくらでも削減できます。その代わり「単に音が出る」ものにしかなりません。下記の質問で詳細に議論されています。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1449424524真空管アンプは、その性質上「一定のコスト」を要し、「重厚長大」にならざるを得ないものです。現在お使いの、アキュフェーズの半導体アンプを軸にしたメインシステムに、真空管アンプを導入したい、というのなら別ですが、「デスクトップオーディオに真空管アンプ」などというのは止めておくべきです。2) 真空管アンプはマイナートラブル (ちょっとした不具合) が多いです。これは、製品の性質上やむを得ないものです。アンプ製作者が細心の注意を払って製作し、十分な検査を経て出荷しても、使っている内に問題が出てくるのは珍しいことではありません。これが、設計図通りに部品を組み立てれば、ちゃんと動作するのが当たり前の半導体アンプと全く異なることです。アキュフェーズのアンプのように高い信頼性を持つ製品に慣れておられる質問者さんが、中国製の安物真空管アンプを使い始めたら、トラブルの連続に頭を悩ませるでしょう。3) 真空管の消耗を考えますと、「ＢＧＭ用に一日中使う」と言った使い方には不向きです。そういう使い方には半導体アンプが向いています。また、真空管アンプはＡ級アンプなみに発熱します。4) 上の方が勧めている「CAV V-70NW」なるスピーカーは、「キャビネット材には贅沢にもFigured Anegreを使用。広葉樹アフリカ熱帯地方に生育する材で、家具材や楽器にも用いられます」と称しながら「フィニッシュ: 天然木突き板仕上げ」となっている不思議なスピーカーです。世の中に「天然木・無垢材」のスピーカーは小型のものに限り存在しますが、天然木には美しい木目がありますから、表面を化粧するための突き板など貼ることはありません。「天然木・無垢材」の響きを殺してしまうからです。「CAV V-70NW」の怪しさについては、下記の質問への私の回答で詳細に述べていますのでご参照下さい。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1350936733