(追記)
CV-SU5000はサイクロン式です。
特に悪いわけではありませんが、良いわけでもありません。
サイクロン式の方がきれいなイメージがありますが大きな誤解です。
同じ値段を出すなら、HITACHI CV-PU300の方がいいです。
※下のおすすめの掃除機で「PU-300」と誤記していましたが、「CV-PU300」の間違いでした、すみません。
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「ダイソン DC19T2」の予算があれば何の問題もありません。
おすすめの掃除機は、空気清浄機並みに排気のきれいな以下の2機種です。
いずれも、空気清浄機やダイソンの掃除機のフィルターに使われている「HEPAフィルター」よりさらに高性能な「ULPAフィルター」を搭載しています。
・紙パック
日立 CV-PU300
私はこれを使っています。
家族のアレルギー症状も低減しました。
紙パックなのでゴミ捨てが簡単、メンテナンスも不要です。
わずかに排気性能が落ちますが(それでも「HEPAフィルター」搭載で十分以上にきれい)、CV-PU20なら7000円くらい安いです。
性能を発揮するためには1枚400円の紙パックが必要ですが、週4で掃除しても2ヶ月は十分に持っていますので、月200円の経費です。
・サイクロン
パナソニック エアシス (MC-SXD410)
もともと三洋のブランドでしたが、会社ごとパナソニックに買収されました。
これのヘッドは、絨毯の床の壁際に絡まったゴミを取るのには最適な形をしています。
サイクロンなので紙パックも不要ですが、定期的なメンテナンスが必要です。
これらの掃除機に加えて空気清浄機と、絨毯張りのお部屋でしたらスチームモップもあれば、ハウスダスト対策は完璧です。
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ダイソンをおすすめできない理由
国民生活センターが実験した、「フローリングにまいた小麦粉を吸い込む実験」の結果がすべてを表しています。
フローリング上の目に見える大きさの粒子を吸い込めないのに、どうして絨毯の奥に絡みついた、さらに微細な目に見えないハウスダストを吸い込めるのでしょうか?
【ダイソンのメリット】
・フローリングの深い(=1cm)溝に溜まった大量の「砂」を吸いこむのに適している
→ダイソンの言う「ゴミ集塵力」が高いというのはこれのこと。
【ダイソンのデメリット】
・そもそも吸引力が弱い
→じゅうたん・フローリングを傷つけるような堅いブラシで掻き出したごみを、弱い吸引力で吸い取る
・大きなゴミを吸わない
→吸引力が低いから、ヘッドの前面・側面に隙間を作れない=真下のゴミしか吸わない
・壁際のゴミを吸わない
→同上
・ゴミ捨てが面倒
→サイクロン部にまとわりついた埃の塊を手でむしり取る
・音がうるさい
→頭が痛くなるような音量で、防音がしっかりした内廊下のマンションでも廊下まで音が響き渡ります。
・価格が高い
→DC36 モーターヘッドで安いネットショップでも6.2万円ほど。国産高級機の1.5倍~2倍の値段。
【メリットでもデメリットでもないこと】
・排気がきれい
→ダイソンの予算を出せるのなら、その半額で同等かそれ以上の排気性能の国産最高級機を買えます。
特に日立の紙パック式:PU-300、パナソニックの(三洋から買収した)サイクロン式:エアシスは空気清浄機並みの排気性能です。
・紙パック代がかからない
→本体が高すぎる。国産高級紙パック機なら3万円ほど安い。1枚400円の最高級紙パックを月に一度換えて6年以上使ってやっと3万円。
常に砂だらけになる土足の家で、土足で生活するのに不自由しない程度に掃除するにはダイソンが最適ですが、それ以外の用途ではおすすめできません。
cf.)
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1174771396・国民生活センターの実験
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20060406_1g.pdf↓ダイソンの吸い残し↓