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ワンセグも放送なので、放送局の免許が圏域で交付されている関係で、受信できる放送局はその地区を対象としている放送局に限られます。アナログ放送と違い、電波さえ届いていれば受信できるという訳ではありません。地域コードと、放送されている番組のIDが一致しないと受信できない構造も入っています。（そのために、スキャンする前に地域を特定するようになっています。）各地域（圏域）の受信可能な論理CH番号は、決まっているのでそれ以外を受信するには、地域コードを別にしてスキャンする必要があります。又、同一放送局の別の電波塔からの電波であっても、論理CH番号は同じになるように設計されているので、電波の状況以外で見れなかったり見れたりすることはありません。（電波の受信感度は、法務省令で60dBμV/m以上となっていますが、Dpaは51dBμV/m以上で受信できることにしています。ワンセグの実際の受信機は概ね39dBμV/m以上あれば受信できるので、通常の地上デジタル放送を受信するよりも感度的には優れています。）既に、親局および大規模局の設置は完了済みですし、小規模局および小規模局※についても年内に開局が完了する予定ですから、これから受信できる局数が増えることはほとんどありません。尚、一部のデジタル放送局はアナログ停波するまでの期間限定で、52～62CHを使用しています。(全国で50局程度あります。）これらの局は、アナログ停波後に１年かけて物理チャンネルの変更が行われます。又、アナログ停波後には数年かけて、物理チャンネルのリマップ作業が入ります。これにより、実際に受信する物理チャンネルが変更となるので、その際は再度スキャンが必要となります。通常の地上デジタル放送の場合は、物理チャンネルが変更になっても追従する仕掛けが入っているので、何も操作する必要はありませんが、ワンセグ受信機の場合はスキャン等で物理チャンネルを設定し直すことになります。