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説明書やwebで公開されている仕様にもありますが、このカメラではそこまで接近しての撮影はできません。
通常モードでは広角端で50cmまで、望遠端で1mまでしか寄れません。
説明書の記述はわかりにくいのですが、マクロモードで10cmまで寄れるのは広角端を使った場合のみです。ズーム表示の緑色ゾーン(広角端付近のわずかなゾーン)を使った場合では30cmまでとなっています。それ以上望遠側を使った場合の件は記載されていませんが、1mまでしか寄れなかったとしても仕様は満たしていることになります。

コンデジではマクロモードで1～3cm程度まで寄れるモデルも少なくありませんので、このカメラはそれほどマクロに強いとはいえません。あと、殆どのカメラにおいては最も寄れる焦点距離は広角端であり距離の割には拡大率が低いことが多いのですが、中にはズーム中域や望遠端で最も寄れるモデルもあります。これらはwebで公開されている仕様や説明書、あるいは店頭のデモ機で購入前に判断できます。

一方でオークション用の写真ならVGA(0.3M)程度で必要十分なので、このカメラでも4～8M以上のモードで撮影した画像からトリミングで必要な部分を切り出せば目的は十分達成できるかと思います。

他の方法としてはクローズアップレンズを使う方法があります。フィルタ装着ネジのないこの手のカメラ用でも使える三脚穴取付タイプ(レンズはフレキシブルアームで保持)もありますが、保持方法(手持ちでも出来ない訳ではない)を工夫すれば専用品である必要はありません。ただの凸レンズなので収差を我慢すれば虫眼鏡や老眼鏡で代用できます。遠視の矯正方法と同じなのでピントは実際の距離より遠くに合わせます(逆に言えば仕様の最短距離よりさらに寄っての撮影が可能ということです) ただし、ピントの合う範囲が極端に狭くなるので実際に試行錯誤して最適の距離を見つける必要はあります。
製品例：http://www.pikaripikari.com/SHOP/pikari002.html

撮影距離の仕様に以下の記載があります。
・先端レンズ面中央から約50cm ～ ∞（広角側）、約1.0m ～ ∞（望遠側）
・マクロモード時は先端レンズ面中央から約10cm（△マークから広角側） ～ ∞

マクロ（花）モードでは液晶画面のズームバーの△マークより左で使用すれば10cmまで寄って撮影することが出来ます。

マクロ（花）モードの取説の記載（P.48）は以下の通りです。
『花マークやズーム表示が緑色で表示されるズーム位置では、レンズ前約30cmまでの被写体にピント合わせができます。最も広角側のズーム位置（△マークの位置）では、レンズ前約10cmまでの被写体にピント合わせができます。』