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仕事とはいえ、お疲れ様です。

拝見した内容にて考えてみたのですが、ありがちな失敗というか根本的に厳しい条件が揃っていますので、劇的な改善というのは難しいように思いました。ポイントを絞ってご説明します。

【１】４畳半。
まずこれが大変厳しいですね。証明写真ぐらいならば綺麗に撮ることも出来ますが、せいぜい上半身を綺麗に撮ることが出来れば、上出来というスペースです。スペースの問題で、どうしてもカメラとモデルの位置関係が近くなり、綺麗に撮すことを根底から拒否しているようなシチュエーションといえます。

悪循環（その１）
カメラマンとモデルさんが近すぎる。どうしても広い範囲を撮すために広角（焦点距離の短い、数字の小さい）レンズを使わざるを得なくなる。広角レンズを使うと、画面の中心部と周辺部では写り方が異なるため、モデルさんの顔や体系がゆがんだりする。最悪は頭と脚が太く見えてしまう。

改善（その１）
なるべく広い場所、もしくはモデルさんとカメラマンの距離が離れられる場所での撮影を考える。そしてレンズを標準から望遠に換える。できれば、５０ｍｍとか６０ｍｍ以上のものを使ってください。

【２】明るさ。
撮影場所、モデルさんの周囲を真っ白で覆うような場所を選びます。写り込まない天井や壁は、白い厚手の模造紙やシーツなどをガムテープで貼り付けるとかでも構いません。この白い壁がレフ板の代わりとなって、全般的に柔らかく明るい光を提供します。カメラの感度設定を若干あげて、ストロボの光が十分に回り込むようにしてみましょう。

自分が撮るとしたら。

２で書いたように、とにかく白い場所を作り出します。質問の条件でなら四畳半の壁や天井を全部白くする方法を準備として行います。カメラにはキヤノン純正のクリップタイプのスピードライトをつけて光る方向かえる首振りで向きを調整します。モデルさんから見て自分の後ろの上部を照らす方向に発光して、モデルさんには間接照明が当たるようにします。また、モデルさんとの距離は出来るだけ離れることを考えます。四隅の対角線を使うとか、無理矢理でも距離を稼ぎ出します。カメラマンが脚立に乗って撮り下ろす方向だと、モデルさんの顔映りが良くなりやすいですので、見下ろすように撮ります。

光の種類について。蛍光灯と電球。ストロボ光や太陽光などいろいろな種類があるのですが、それぞれ色が違うため、印象が異なります。欲を言えばこだわりたいところでもありますが、まずは、光が十分に足りている状態にならない限り、贅沢は言えません。蛍光灯やストロボ光を混ぜる場合は、カメラの設定で色温度という項目をオートにして任せてしまったほうがうまくいきやすいと思います。


頑張ってください。