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プリンタの修理屋です。

「ノズルチェックをして見ますと、すべて問題なく出ています。」・・・これが少々気になりますね。
また、シマになるのは黒の部分でしょうか、カラーの部分でしょうか？

高画質紙なら消えると言うことですので、黒のノズルが不調をきたしているのかも知れません。
光沢紙などになると、黒のインクを使わずに、カラーインクで印刷しますので。

細かい使用状況が書かれていませんけど、ヘッドを外して、添付の写真のところにインクの泥のような汚れがついていないかを確認してください。
（写真は別機種のものです。形状が違いますが左半分は似たような形のはずです）

自動車のワイパーのような感じで、ノズル面に飛び散ったインクを拭うのですけど、それが乾いて固着、それがどんどん成長していくと言う現象があります。
本体平らなノズル面が凸凹になるわけで、吸引するときにも密着度が悪くなり、クリーニング不良となります。

もし、泥がついていたら、ウェットティッシュで赤くマーキングした部分を拭きます。
ピンクの斜線部分は極力触らないようにしてください。

この後、クリーニングをして、印字テストをします。


これで直らなければ修理となります。（現在、ヘッドの販売はされていませんので）



追記 ： どうしてそういうことをする人が多いのか不思議です。
ＩＰＡはイソプロピルアルコールの事でしょうけど、古い時代の染料インクには含まれていましたけど、現在は使われていないと記憶しています。iP3100のインクも先ほど確認した限りでは表示がありません。
さらに、ヘッドは洗浄することを前提として作られていませんので、溶剤に触れることでシール部品や絶縁部の不良の可能性もゼロとは言い切れないでしょう。

さらに「ヘッドの目詰まり」という言葉が一人歩きしていますけれど、本当にゴミなどで詰まったのはごくわずかで、ウチの実績でも８割以上は電気系のトラブルでインクが噴射しないものです。
ヒーター回路などが切れて噴射しなくなるわけで、洗浄してもまったく意味が無いことが多いです。

ヒーター切れなどのときは規則的にノズルが死んでしまうので、iP3100のカラーのようなバーパターンでは全体に薄くなるだけ絵分かりにくいことがあります。
黒のような格子模様であれば一発で判断がつくのですけどね。
（サービスマンモードでは格子模様のテストパターンがあります）

補足でカラー印刷と言われていますので、この可能性は高いでしょう。


あと、非常に細かいことですけど（販売もしなくなったので、どうでもいいのですけど）「プリンタヘッド」ではなく「プリントヘッド」です。