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解決できるのは『超望遠レンズ』だけです。

120～130メートル先の平均的身長の男性を縦位置で全身撮影するには、KissシリーズのようなAPS-Cサイズのセンサーを持つカメラでは、概ね1200ミリ必要とお考え下さい。
表情まで捉えるなら、それ以上の望遠レンズが必要です。

横位置ですと800～１０００ミリで全身撮影できるとお考え下さい。

35ミリ換算ですと、800ミリは1200ミリ、1200ミリは1800ミリ相当です。
ですので、
フルサイズカメラでは、1200～1800ミリが必要です。
APS-Cでは、800～1200ミリ、
フォーサーズでは、600～900ミリ、
このようにセンサーサイズが小さい程、望遠には有利になります。

必要部分だけのトリミングをすると考えれば、
２倍に拡大するなら、画素数は1/4になります。
1500万画素なら400万画素になってしまいますので、はがき程度のプリントならば、やや輪郭ぼけは生じますが画素数だけは許容範囲でしょう。ですが、レンズの解像度や収差、そして手ブレなどが顕著に現れますので、三脚の使用は最低限です。

２倍拡大（トリミング）を前提にしますと、800～1200ミリを持たなくても、400～６００ミリで代用できます。

プロならともかく、800ミリクラスのレンズは高価すぎます
キヤノン EF800mm F5.6L IS USM （約１３０万円）
シグマ APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM (約６５万円)

代わりに、500ミリクラスでトリミングを前提に考えると、
シグマ APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM (約９万円)
が、限界でしょう。

ベンチ付近から撮るならば、かなり楽になります。

超望遠レンズを安価に実現する方法として
デジタルカメラとフィールドスコープをつなぎ合わせる方法もあります。
ただ、使い勝手は悪いと思われます。
私はその方面の専門ではありませんので、「デジスコ撮影」で検索してみてください
http://www.digisco.com/guide.htm
などの結果が出るはずです。