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フラッシュを使って撮ると、昼間の様に明るくなって、照明の色も消えて、記録写真や、記念写真にはなっても、その時の雰囲気を写しているとは思えない写真になりますね。その場の光を使って（その場の雰囲気を崩さずに）撮ることをアベイラブルライトで撮ると言います。

正直、暗いところで、被写体が動いている場合、被写体ぶれを防ぐには、明るいレンズ（F2.8とか、F5.6とか書かれているもの、数字が小さいほうが明るい。）を使うか、ISO感度を上げる（大きな数字にする）か、照明を明るくするしかありません。フラッシュを使うと雰囲気は壊れます。それでも早く動いていると被写体ぶれは避けられませんから、被写体ぶれもその場の雰囲気（暗さと早い動きの結果）と割り切ることが必要です。手振れを避ける為に、三脚の利用を推奨します。

舞台芸術などでは、撮影用に若干明るい照明をすることもあります。つまり、若干暗めの照明を明るくするわけです。

①、②は、できるだけ高感度に設定すること。色温度をAUTOから固定に（蛍光灯、白熱電球、晴れ・・・）する方が色が安定します。

③については、どのように設定されてるか判りませんが、フラッシュが強制発光される可能性がありますね。強制発光しないなら用途に合うと思います。

④ スローシンクロはフラッシュの露出補正をして、暗めに撮る（フラッシュの白々とした光だけでは撮らない）なら、意味があり、後幕シンクロに設定することをお勧めします。（動きの最初がフラッシュで止まって、その後、尾を引く先幕より、動きが暗く写って、最後の瞬間がフラッシュでと言う後幕のほうが自然でしょう。）

ISO感度を上げると、ノイズが目立つようになりますが、ノイズも暗さを伝える物ですから、自分の許容できる所まで上げることをお勧めします。