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オキシライド乾電池は正極にニッケル水素蓄電池と同じオキシ水酸化ニッケルを入れており、アルカリ乾電池より高い電圧＝ニッケル水素電池に近い電圧を保つ工夫がしてあります。通常乾電池は初期の電圧は1.5V程度ありますがすぐに低下していってしまうので、この添加でニッケル水素電池のように1.3V程度の電圧が長く平坦に保てるようにしてあるわけです。ただしオキシライド乾電池の内部抵抗はアルカリ乾電池の10倍以上あります。たとえば100mAで放電するとオキシライド乾電池は2000mAh程度の容量、最新のニッケル水素蓄電池2700mAhにくらべ7割程度の容量です。しかしデジカメは場合によっては瞬間的にもっと電流を使いますのでオキシライド乾電池ですとニッケル水素電池の10倍以上電圧が下がるわけですから、たとえば半分近くも容量が残っているのに機器が動作しなくなる可能性があります。たとえばユーザーがオキシライド電池を懐中電灯とかにつかえばまだまだ容量が残っていることにきづいてしまうので、なおさら内部抵抗の大きい、電圧の低い、容量の小さいアルカリやマンガン乾電池に関してそういったクレームを防ぐ表記がしてあると考えて良いと思います。乾電池の初期の高い電圧については、形状互換性のある電池を入れて壊れるような設計ですと、ユーザーの「形状が同じなのだから当然動作するだろう」という常識的な期待とはかけ離れた結果ｍになりますからクレームの嵐になります。動作時間が短いのは納得範囲、4万円のものが壊れたら怒りますよね。形状互換性のある電池を入れても最低限通常温度で動作するように設計するのは電子機器設計の初歩の初歩です。