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＞、「AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED」か
＞「AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II」の
＞どちらがよいでしょうか？

本来であれば、撮影したい被写体で決めます。こういう事で悩んだら、望遠は、１０５ｍｍとして望遠の数値をズームで固定して考えてみます。

ご利用のカメラは、Ｄ３０００とのことですので、ニコンＤＸフォーマットだと思います。ニコンＤＸフォーマットでは、望遠端の２００ｍｍがＦＸフォーマット換算で３００ｍｍとなり、３００ｍｍが同様にして４５０ｍｍとなる事になります。このあたりの、ご検討は、たぶん、カタログ上でもできることなので、お済みと思いますが、とりあえず書いておきます。

製品的な経緯として、フィルム時代はライカ判＝ＦＸフォーマットしかなく、ズームと言えば３５－７０ｍｍか８０－２００ｍｍという経緯がありました。この付近の焦点距離の設計は、かなりこなれていて、銘玉も多いのですが、後に光学ガラスが環境ガラスに変更されたこともあって、一斉に設計が変わりました。当方が父親からもらった二眼レフから一眼レフに移行した７５年～８０年代初期に２０００～３０００種類と言われた光学ガラス群は、３００種類程度に減り、とくにＦ２を超える明るいレンズが巨大化して、作りにくくなりました。

変更の際、商品的には、焦点距離と開放Ｆ値が手直しされ、８０－２００の普及版は１００－３００Ｆ５．６クラスのユーザー層を取り込んで７０－３００に移行し、従来型の８０－２００は７０－２００の大口径Ｆ２．８レンズ化して生き残ったようです。また、広角系ズームの３５－７０系は、３５－１０５や３５－２００、２８－７０など広角端、望遠端を伸ばしながら高倍率化して、現在のような１８－２００系の高倍率ズーム群となったように思います。

ズームレンズの広角系や標準系はタル型や陣笠状の歪曲収差が出やすく、タイルや敷石のグネグネした画像を見るたびに単焦点かレンジファインダー機の方に行きますが、その程度の歪曲は気にしないというのであれば、高倍率系ズームは標準と望遠端をばっさりと切り捨てて「広角」と思いこんで、おつきあいして、望遠端は低倍率系ズームを使うとしてみれば、いかがかと思います。

そうすると望遠端のよく伸びている７０－３００ｍｍＦ４．５－５．６Ｇという事になると思います。現在、お使いのレンズの焦点距離はわかりませんが、たぶん、このクラスだと被らないと思います。