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今買うということを考えるのなら、K-5よりもK-30の方が良いかな。防塵防滴ボディはK-30も同じだし、性能面でもそれほど差が無いので、旧型機になっているK-5よりも、現行機のK-30の方が自分が選ぶのでも良いと思いますしね。それに画像エンジンのチューニングは進んでいるので、K-30の方が画質面で有利になるケースもありますしね。

ちなみにどうせ買うなら良いものを・・・は、その通りなのですが、一眼レフカメラという道具を選ぶ点では一番良いものが、上級グレードとはならないのも事実です。包丁に様々な種類があり、プロの使う包丁が、一般家庭で使いやすいとは限らないのと同じことですね。

その意味では、初心者が使うことを前提に、初心者が使いやすく、ステップアップしていけるように設計されたモデルである、K-30の方が、一般的にはお勧めのカメラとなりやすいですし、癖の強いK-7や、中級機のK-5をいきなり初心者が使って楽しめるか・・・というと、楽しめる頃にはエントリー機以下の性能になっているなんてこともあるので、必ずしも中級機が優れているというわけでもないのです。

確かにレンズは使いまわせますが、そのレンズも画素数が増えたりすれば買い換えないとそのカメラの性能を十分には発揮できなくなるケースもあります。そのため、画質を考えると、必ずしもレンズをそのまま使えばOKともなりません。

現状として最善なのはK-30をレンズキットで購入して、まずは一眼レフカメラでの撮影に慣れることでしょう。自分の被写体を見つけて、様々な撮影方法や、表現方法を検討していくうちに、次に必要なカメラ、レンズが分かるようになります。その意味では現行モデルのエントリー機って結構重要なんですよ。旧型機で身に着けた技術や撮影手法は現行機では別の手法に取って代わっていることもありますからね。