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もともと、映画などの5.1ｃｈ信号は、セリフは、センターｃｈから出力させるように記録されています。しかし、2.1ｃｈで聞く場合には、このセンターｃｈが無いために、両サイドのフロントスピーカーにセンタースピーカに鳴るべき信号が振り分けられます。3.1ｃｈにすることで、本来のセンターｃｈへの再生が出来るようになり、両サイドのフロントスピーカーには振り分けられないため、セリフが聞こえなくなります。では、なぜセリフは、センタースピーカから鳴らすのが良いのかと言うと、画面の真ん中から音(声)を出すことで、どの位置で聞いても画面の中心から音が聞こえ、音(声)と映像(口の位置)の違和感が少なくなるためです。仮に、2.1ｃｈで画面中央から大きく左右にずれた位置で聞くと、寄った側の正面から声が聞こえるようになり、画面の口の位置との違和感が感じ易くなります。