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地上デジタルテレビの音声は電波で飛んでくる段階ではデジタルです。この音声信号がスピーカーに届くまでに、どの段階でアナログ変換するのかということが音質に関わってきます。電波のデジタル信号をテレビの中のD/Aコンバーターを使ってアナログに変換した場合、テレビのアナログ出力からの出力になります。電波のデジタル信号をアナログ変換せずに光デジタル信号に変換した場合、光デジタル出力からの出力になります。光デジタルは光デジタル入力対応アンプの中のD/Aコンバーターでアナログ信号に変換され、アンプを通してスピーカーに伝わります。つまり、デジタルが優れていてアナログが劣るということではなくて、信号はアンプで音を大きくする直前までにアナログ信号になっていなければならないのです。音の良し悪しはD/Aコンバーターの性能で決まるので、テレビの中のD/Aコンバーターのほうが優れている場合はテレビの中のD/Aコンバーターを通してアナログで信号を出したほうが良いということになります。AVアンプの中のD/Aコンバーターのほうが優れている場合は、テレビの中のD/Aコンバーターは通さずに、光デジタル信号にするにとどめてAVアンプに渡したほうが良いということになります。どうしても音質にこだわるなら、光デジタル入力対応で5.1chには対応していないプリメインアンプがあります。ONKYO A-7VLONKYO A-5VLSONY TA-F501KENWOOD R-K1000あるいは単体DACというものがあるので、それを挟めば高音質でお好きなプリメインアンプにアナログ信号を送ることができます。そもそも、プリメインアンプにするかAVアンプにするかの問題は、あなたがサラウンドに興味があるのかないのかの問題だと思うんですけど…。サラウンド希望ならAVアンプしか選択肢はないですよね。サラウンドは別にどうでもいいやと言うなら、プリメインアンプにしたほうが無難です。サラウンドの5.1ch信号はステレオ2chにくらべたら音質は劣ります。と言うか、テレビの音を高音質で聞きたいというならONKYOのアクティブスピーカーを買って、テレビと直接光デジタルケーブルで接続するっていうのが安くて確実ではないでしょうか。ONKYO GX-77MONKYO GX-100HDONKYO GX-500HDどうしてもアンプとスピーカーをヤマハでまとめたいというのであれば、単体DACを挟んでプリメインアンプに出力することをお勧めします。単体DACは安い物なら2〜3万円でありますよ。