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夜景バックでの人物撮影では、人と背景のどちらも綺麗に写すのはコンパクトデジカメでは難しいです。
人物メインだと、シャッタースピードを稼ぐためにもストロボ撮影となり、背景は露出不足で暗くなってしまいます。
逆に背景メインだと、露光時間が長くなる（シャッタースピードが遅くなる）ため、人物などの動きのある物がぶれてしまいますし、手ブレも発生します。

このようなときは、背景のためにシャッタースピードをなるべく落とし、且つ人物も暗くならずに写るようストロボを使用する「スローシンクロ」での「後幕シンクロ」で撮るのが普通です。
後幕シンクロとは、簡単に言えばシャッターが閉じる直前に発光させることです。
たとえばシャッタースピードが2秒だとしたら、シャッターが開いた2秒後に発光するわけです。
逆に先幕シンクロというのもありますが、こちらは逆にシャッターが開いた瞬間に発光します。
この場合は、光ったあとも露光してますから、人物が発光後に動いてブレブレに写ることが懸念されますね。
人はストロボが光るまではジッとしているものですから、後幕シンクロのほうがいいでしょう。

さて、μ720swにも「夜景&人物」というモードがあるようですが、それがおそらくスローシンクロモードだと思います。
通常のストロボ撮影よりシャッタースピードが遅くなりますので、背景がぶれる危険性はあります。
ですから三脚等でしっかりとカメラを固定する必要はあります。
人に頼む場合はその旨伝えると少しは違うでしょう。