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マウント・アダプターというのは、レンズのマウント口径よりもアダプターの口径が細い場合、レンズ本来の明るさよりも暗くなります。さらにフランジバックの短いレンズをフランジバックの長いボディに取り付ければ、光路が長くなりますから、当然暗くなります。さらにフランジバック調整レンズが入りますから、テレコンが入ったのと同じ状況になります。マウント・アダプターがレンズよりも細いということは、アダプター自体が光路を絞っているわけで、レンズの明るさを100パーセント活用できるわけではありません。Pentaxでは自社で中判用のレンズをKシリーズで使うためのアダプターを販売していますが、K用のアダプターに関しては私は知りませんが、６４５用のアダプターの取扱説明書には６７のレンズは開放から1～2段絞ったところから使える、というような説明が入っていました。これはアダプターによって絞られているから、と解釈すべきでしょう。ニコンのFマウントは口径44mm・フランジバック46mmで、キヤノンFDマウントは口径47．9mm・フランジバック42mmですから、ニコンのボディにつければ開放から１～2段の絞りまでが使えないということも考えられます。今度にコンはNikon1を発売しました。12月にFマウントの使用できるアダプターが発売されますが、このことを知らない人はF2.8の望遠が活用できないと騒ぐ可能性が高いですね。