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単焦点で、被写界深度が浅いレンズは、残念ながらD60で使いこなすのは非常に難しいです。例えばF1.4やF1.8の場合、AFの精度よりも被写界深度が浅いことがあります。つまりAFで狙ったところにピタッといかない。AFで狙ったところに合っているかを確認したり、微調整をMFでしたりなど、ファインダーをきちっと見ることになりますが、D60はエントリー機でして、ファインダーはコストダウンの対象になっています。D60のファインダーでは、開放領域のシビアな合焦はあまりわからないんです。つまりAF任せで撮ってもいまいち、MFしようにも合わない…どうしようもない状態になってしまう可能性があります。キットレンズですが、案外、描写もきちっとしてますし、F4あたりでも結構ボケ味を出した写真は撮れるものです。F1.4だのF2.8だので、何でもかんでもぼかして撮るより、まずはF4あたりで気の済むまで撮ってみませんか？明るいレンズを使っても、ここぞというときは絞って使うことにもなってしまいかねませんし。ちなみに、明るいレンズを使う場合、ライブビューなら(動作は遅いものの)AFも合焦もバッチリですので、D5000あたりをお勧めします。というわけで、消去法で申し訳ないのですが、選択肢としては、まずは55-200VRをお勧めします。200mmのレンズも、世の中にはF2.8みたいなのもあるのですが、非常に大きいですし、やっぱり開放の使いどころは難しいです。F5.6でも、十二分に写真表現ができるんです。55-200VRは値段のわりに描写もいいですし、かなり使い勝手がよいですよ。手ブレ補正もあるので、望遠レンズとしての性能は充分です。