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ご存知のように家庭用コンセントの電気は交流電圧であり、日本国内では定格100V、
外国では定格240V（最大）となっています。

デジカメやパソコンの電源は直流電圧で3～9V程度で動作するようになっていますので、
交流から直流へ整流し、100V～240Vから3～9Vへ変圧できる変圧器・充電器が付
いています。

この変圧器内部のコイルに電流が流れると大量の熱が発生しますので、大きな変圧器
であると冷却用の油が満たされたタンクの中に沈められていますが、デジカメやパソコンの
変圧器は、それほど熱を持たないため自然放熱する構造になっています。

電力は電圧の2乗に比例しますので、日本国内の定格100Vからの変圧では大して熱を
持たない場合でも、外国の定格240Vを変圧した場合は単純に4倍以上程度の熱を持
つことになり、かなり高温になります。

メーカーも熱の発生は想定して設計していますので通常は安全です。しかし、熱が貯まり
易い場所において使用すれば、変圧器・充電器が溶けてしまったり、火事に繋がりかね
ませんので、できる限り風通しのよい場所で使用するようにしましょう。

もし、触れない程熱くなってしまうようでしたら、変圧器・充電器の故障も考えられますので、
一旦利用を中止し、点検・修理に出した方が良いでしょう。



ちなみにユニバーサルデザインとは下記の様な定義であり、「海外どこでも変圧器がいらな
くて」というのが１と２と５に該当するような気がしますので、ユニバーサルデザインの一つと
しても良いのではないかと思います。


ユニバーサルデザインの７原則
ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンターによる原文

１　どんな人でも公平に使えること（Equitable use）
２　使う上で自由度が高いこと（Flexibility in use）
３　使い方が簡単で、すぐに分かること（Simple and intuitive）
４　必要な情報がすぐに分かること（Perceptible information）
５　うっかりミスが危険につながらないこと（Tolerance for error）
６　身体への負担（弱い力でも使えること）（Low physical effort）
７　接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること（Size and space for approach and use）