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tamagodayo2000様

ご指名ありがとうございます。
昨日はフィリピンに行っててやる事が多かったため回答が遅れました事お詫び致します。

データ通信とデータローミングの違いをご説明致します。

これにつきましては海外の電波についての理解も必要です。
海外にはauの電波はありません。
その国の電話通信事業者の電波を借りて電話と通信(メールやインターネット)ができるようになります。
実はどちらも同じ回線を使用するのですが、ここでは理解しやすいように電話回線と通信回線のふたつがあると思って下さい。

この電波を借りる事をローミングといいます。
ローミング設定をする事によりauの電波がなくてもその国の電話回線が自動的に使用できるようになります。

それでは通信回線の方の説明です。
通常、国内ではデータ通信ON、データローミングOFFとなっております。

国内でデータ通信をOFFとしますと3Gマークが消えます。つまりデータ通信は通信回線を遮断するスイッチなのです。

データ通信をONのまま、海外に行ったとしましょう。しかし海外にはauの電波がありません。そのため3Gのマークも消えたままです。
海外で3Gマークを出すためには、別の言葉ですと通信回線をローミングするためにはデータローミングをONにする必要があるのです。

なぜこのようにわかりづらい設定になっているのかと申しますと、ひとえに言って携帯電話の歴史でしょう。
携帯電話がはやり始めた頃はまだ海外対応というのがほとんどありませんでした。
ドコモでさえ1機種のみ対応していて、成田空港では1日数百円で貸し出ししていたくらいです。もちろん通話料は別です。
携帯に慣れてきた我々は海外で携帯がないと待ち合わせ(数人以上)でさえもうまくできずに不便さを感じたものです。

それから数年経ちほとんどの機種が海外対応になりました。
ですので電話回線に関してはほぼ自動で設定されるようになっています。

そしてこの数年前にスマホが登場しました。携帯に比べ大容量のデータの通信が必要です。国内各社の海外データプランは高額ですが、自分で設定しないとデータ通信ができない仕組みとなっていると思われます。

電話回線と通信回線の違いをご理解頂けましたでしょうか。
電話回線を借りる事をただ単に｢ローミング｣通信回線を借りる事を｢データローミング｣と言う理解でいいと思います。

例えばですね。
よく使われたりするSMSと言うのは電話回線を使用したメッセージです。
ですのでデータローミングをOFFとしてもSMSの送受信は可能です。

しかもSMSは送信できるメッセージ数は少ないですが1通送信100円受信無料です。
へたに海外で電話で連絡取り合うより安上がりにすみます。

機内モード(電波OFFモード)にしますと電話と通信両方を遮断する事になります。
SMSもできなくなります。

つまり国内のまま海外に持って行きますとデータ通信ON、データローミングOFFになっています。
このままではauの電波がないため通信回線は遮断されたままです。

海外でのスマホはデータローミングなのです。ここを自分でONにしませんとインターネットもメールもできないのです。
このデータローミングは勝手にはONになりません。
自分でONにするのです。

そのかわりデータローミングをONとしますとスマホは日本と全く一緒の状態となり様々な通信を始めます。

そのためデータローミングをONとする前に海外ダブル定額対象業者につなげませんと料金が青天井となります。

少しでも料金を押さえるためにはダブル定額対象業者につなげるのは必要最低条件であり、その上てデータローミングをONとした場合も必要な通信が終わればデータローミングをすぐにOFFにするというテクニックが必要です。

組合せで説明します。

データ通信OFF
データローミングOFF
海外以前に国内でもインターネットはできません。

データ通信ON
データローミングOFF
通常の国内での設定です。

データ通信OFF
データローミングON
意味のない設定です。たぶんデータ通信をOFFにした段階でデータローミングはいじれなくなるでしょう。

データ通信ON
データローミングON
海外でインターネットができる組合せです。

最後に私はデータ通信はONのままですごしておりますので確認しておりませんが、データ通信をOFFにするとSMSもできなくなると言う方がいらっしゃいます。
理論上はおかしな話ですがそのような説もありますので家に着いたら確認してみようと思います。

長文になりまして申し訳ありません。成田からの帰りのバスの中から打ち込みました。疑問点がありましたらいつでも言って下さい。

データ通信OFFでのSMSの送受信は問題なくできました。
iphoneでも確認してみます。